公立一貫校が新規募集を始めて以来、数年が経ちました。
開校当初は、「私立受験とは別物」という意識・見方が一般的でした。
問われる力・入試問題形式からも、その対策の方法については当時から活発に議論が交わされてきましたが、本年の入試結果からうかがいますと、2/3受験者の約43%が公立中高一貫校を受験しているというデータが出ています。
これが示すもの、それは、「私立受験との併願数の増加」に他なりません。
少し前まで、公立一貫校の難しさは、その応募倍率の高さが直接的な原因と考えられてきましたが、ここ数年のトレンドとして、「御三家受験+公立一貫」という併願を組むご家庭様も非常に多くなってきたと、実際に現場で肌で感じるところです。
とはいえ、十分な対策無くして、公立一貫校の合格を勝ち取ることは大変厳しい状況であることに変わりはありません。年々受験生に求められる力は変化しますが、併願をご検討いただいているご家庭様におかれましては、私立入試同様、十分な対策をした上で入試に臨んでいただきたいと思います。