2026年度中学入試も、そろそろ一段落という時期です。
思い通りに結果を出せた人、思いもしない結果だった人…様々だと思います。ただ、いい結果であれ悪い結果であれ、受験生の皆さんにはその結果を真摯(しんし)に受け止めてほしいと思います。同時に、この結果が全てではないことも併せて知ってください。
思い通りに第一志望校合格を果たした皆さん、おめでとうございます。今までの自分の努力の成果を十二分に発揮できたからこそ、の結果です。自信を持ってください。同時に、六年後にもっと大きな分かれ道があることも肝に銘じましょう。いくら中・高と思い通りに行けても、大学受験で思うようにいけなければ水の泡になってしまいます。「勝って兜(かぶと)の緒を締めよ」あくまでも新たなスタートラインです。
残念ながら第一志望校合格を果たせなかった諸君…これで人生が決まったわけではありません。中学受験は一つの通過点。ここから目標を六年後に切り替えて、浮かれている人たちを六年後に見返してやろう、くらいの前向きな気持ちを持ちましょう。ウサギとカメの「カメ」でいいんです。たゆまぬ努力で必ず道は開けます。人より早くスタートし、途中で投げ出さないことが肝心です。「継続は力なり」この言葉を胸に一歩ずつ進みましょう。
去年、日本初の女性総理が誕生し、受験生がまさに正念場を迎える時期に衆議院議員の総選挙がありました。ニュースでも盛んに報道されているように、与党自民党の歴史的大勝利に終わりました。過去にも、選挙で「歴史的勝利」と言われた選挙は何回かあります。
たとえば2009年の総選挙。野党だった民主党が圧倒的に票を集め、今回の自民党同様に300議席を上回る当選者を出し、それまでの与党自民党を下野させました。でも、歴史を学習している受験生なら知っているでしょうが、民主党政権はわずか3年余りで大敗し、再び自民公明の連立政権となり、現在に至っています。
選挙で勝てたからもう安心…ではないことは、歴史が証明しています。国民には、選挙で人や政党を支持する「権利」があります。少しでもごまかそうものなら、次の選挙でひっくり返ります。現在は自民維新の連立政権ですが、国民の声を聞く政治ができなければどうなるかはわかりません。長引く不況を立て直すべく、本気で国民のことを考えた政治をしてくれさえすれば長期政権もあり得るのでしょうが。
人生も同じようなもの。努力すれば報われるし、怠ればしっぺ返しを食う…見事第一志望校に進む人も、そうでない人も、「中学」という新たなスタートラインに立ちます。常に「先を見据える」気持ちを忘れず、今後も精進してください。