このタイトルは朝日新聞1月1日朝刊の第1面全面でのトップ記事の見出しです。2面・25面・26面・27面も教育関連の記事で埋められています。韓国の済州島の英語都市を取材した「グローバルって何」、明治、戦後、に続く改革論議を検証する「第3の改革 現在地は」、就職難や雇用のミスマッチ等の社会問題から子どもたちに必要な力は何なのかを考える「キャリア教育って何」等々。朝日新聞では年間企画として1年間、教育問題を取材し掲載していくようです。他の新聞においても教育問題は大きく取り上げられています。
入試制度にもその変革の流れの中で、様々な変化・改革の波がきっと押し寄せて来ることと思います。しかし、どのような時代であっても、どのように制度が変わろうとも、普遍的な変わらぬ大切なものが、きっとあると思う。それは「学ぶこと」「学び続けること」ではないでしょうか。受験勉強はその中のほんの小さな「学び」かも知れません。時によってはその弊害を指摘されることもあります。でも、地域や国籍や家庭環境に関係なく努力して希望の中学・高校・大学に進学し、自分の未来を切り拓いていける素晴らしい側面も確かにあると思います。
首都圏の中学入試が間もなくスタートします。その結果はもちろん大変重要ですが、ここまでの努力の過程の中にこそ、涙と笑顔の中にこそ、今後の子どもたちを成長させ、未来を切り拓いていく力の礎がしっかりとあるのだと信じます。
エクタス生、そしてすべての受験生が、持てる力を存分に発揮し、悔いのないチャレンジをしてくれますよう、切に願います。
「この道を 泣きつつ我の行きしこと 我が忘れなば たれか知るらん」(田中 克己)
「きっと きっと 春は来る そう信じて! そう祈って!」