筑駒の公式ホームページを開くと、まず「挑戦」「創造」「貢献」の文字が目に飛び込んできます。
そして「沿革」「生徒数」に続いて「学校目標」として、その内容が紹介されています。
「自由・闊達の校風のもと、挑戦し、創造し、貢献する生き方をめざす。」
とあり、続けて「挑戦」「創造」「貢献」の意味が説明されています。
「挑戦」とは他者にではなく「自分に対する挑戦」であり、「創造」に対する「挑戦」であり、その結果を社会に還元することで「貢献」する、ということです。
その大前提として「自由・闊達の校風のもと」が担保されています。私はここに深い共感と感銘を受けました。言葉にすれば簡単ですが、これを日々の学校生活レベルに落とし込み、実行するのは、それほど容易なことではないと思います。
「自由・闊達な家風のもと」「自由・闊達な社風のもと」「自由・闊達な小学校のもと」「自由・闊達な塾風のもと」と置き換えてみれば、その達成はなかなか困難であることが想像出来ます。
親も学校の先生も塾教師も、ともすると「右向け右」と言ったとき、さっと右を向かないと、いらいらしたり、怒ったり、責めたりしがちです。一番良くないのは、大人の権威で、恐怖心で押さえつけて従わせようとすることではないでしょうか。「自由・闊達」からはほど遠い接し方だと思います。きれいごとだけでは済まない厳しい現実があるのも事実ですが、今日出来なくても明日出来ればいい、明日出来なくても来月出来ればいい、という長い目で接していくことも大切なことだと感じます。
生徒を信じて、信頼関係が出来れば、子供たちは言うことを聞いてくれるし、精一杯努力してくれる。
私たち自身も自らの成長に「挑戦」し、学習指導法を「創造」し、志望校合格に「貢献」出来るよう、日々精進が必要であると、改めて感じています。それがきっと生徒の皆さん、保護者の皆さんに伝わるのだと信じて、これからも授業を担当していきたいと思います。