新型コロナの影響で外に出なくなった分、家の中に目が行きます。私も出歩かなくてよいように自炊の割合を増やしました。ガスコンロも新調しました。水なしグリルは見事に魚を焼きあげてくれるので、魚を食べる回数も増えました。
冷蔵庫も買いまして、食品を保存できるのはなんと素晴らしいことかと今更ながら感動しております。冷凍庫はうまく使えていませんが。
さて、普段の家事のほかに目が行くといえばインターネットの情報。新型コロナ関連の情報はもちろん、それに対する世界の方々の反応が目に入ります。
正しい情報やまっとうな意見だけならいいのですが、誹謗中傷や事実誤認の放置、意図的な誘導、扇動など、とても子供に制限なく見せられるものではない、と考えるお父様お母さまも多いのではないでしょうか。
しかし、中学生になり、スマートフォンを持ったときに、友達同士という狭い世界にせよ、ネットを利用したコミュニーケーションアプリでのやり取りは避けられないのが現実だと思います。
まず相手が何を言っているか誤解なく理解できるか。それに対する意見を正しく文章化できるか。そして、正しく文章化できたとして、その発言によって相手を傷つけないか、自分が人間関係上不利になることがないか。短いメッセージでも考えることは多いものです。
言うまでもなく、それらの力を身に着けるのは普段の会話と国語の勉強ですね。もちろん以前から大切ではありますが、現在、そしてこれからますます重要になるでしょう。
特に物語・小説。普段の人間関係では起こらないようなこと(これから起こるかもしれないこと)。あるいは自分とは性別や世代、立場の異なる人の心情。このように自分以外の気持ちや立場を勉強できる物語・小説の読解が今日ますます重要になります。
志望校に合格するためだけでなく、合格してからよりよく生きるためにも、国語の勉強、頑張りましょう。