受験生に最後の一言…

2022/1/13

エクタス国語科より

2022年入試も始まりました。既に「合格」という結果を手に入れた受験生も多いことと思います。今年は昨年ほどコロナの影響を受けずに済むかと思っていましたが、オミクロン株という新種が急速に感染拡大しているため、昨年同様に多くの学校から門前激励も自粛するように通達されています。
受験生の中には、ここまでの入試で存分に力を発揮できた人もいれば実力の半分も出せずに終わってしまった…などと思う人もいることでしょう。誰もが「終わってみて初めてわかること」。これが中学入試なのです。希望通りの結果を出せた人、逆に消化不良で終わってしまった人…様々かと思います。でも本当の本番は2月という人が大半なはず。どんな結果を手にした人も、気持ちの切り替えをしっかりして本番に臨んでほしいものです。

私は受験本番を迎えるこの時期に、必ず生徒に伝えている言葉があります。それは

「難は安心、易は用心」

ということです。

緊張しがちな一科目目、「難しい…」と思うことがあるかもしれません。ともすると、その思い込みで「自分は失敗するのでは」などと勝手に悩みだしかねません。でも、よく考えてみてください。「自分だけが難しく感じている」となぜわかるのか?一通り受験勉強をしてきた自分が「難しい」と感じるということは、他の受験生でも同じはず。こういう時こそ「とるべき問題をしっかりとれば大丈夫!」と考えるべきです。
逆に「過去問より易しいや…」などと感じたときは同じ理由で注意が必要です。他の受験生にとっても優しいはずですよね。

人は、どうしても自分本位にものを考えてしまう傾向があります。つまり「主観的」な発想に偏ってしまうことが多いということです。それでは的確な判断を下せるはずがない、ということは皆さんもわかりますよね。入試に打ち勝つための要素は様々ですが、「客観的な判断力」も重要な要素だと思っています。
たとえ答え切れない問題が1問や2問残ったとしても、満点でなければ合格できないなんて学校はありません。「捨て問」などという言葉があるのもそのせいです。正答率が10%にも満たないように難しい問題は合否に大きな影響はないということです。逆に80~90%正答率が出るような問題をうっかり落としてしまうことは、自分から合格を遠のかせているようなものです。解くべき問題をきちんと解けた人が合格切符を手にできる、ということを肝に銘じてください。

「見直しをしなさい」これもよく言われますが、見直しとは何をすることか?意外とわかっていない人が多いようです。「自信のない問題をもう一度考えてみる」…これは「解き直し」です。自信がない=正解か不正解か判断がつかない問題ですから、直した後に「なおさなければよかった…」などということになりかねません。このままでは100%間違っていると気づいた問題を直すこと、つまり本当の解き直しとは「明らかな間違いを正しく直す」作業なのです。
何年間も頑張って勉強してきた成果を発揮する機会です。悔いだけは残さないように、全力を出し切ってください。皆さんが2月の入試で素晴らしい結果を残せるよう、心からお祈りします。頑張れ!

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