2007年に、地球温暖化の問題点を広く世間に知らしめ、地球温暖化防止に必要な基盤を築くために努力したということで
アメリカの元副大統領のアル・ゴアさんがノーベル平和賞を受賞しました。
なぜ、地球温暖化防止を唱えた人がノーベル「平和賞」を受賞したのかおわかりになりますか?
地球温暖化が進む
↓
海面上昇
↓
陸地の減少
↓
※人が住める土地の減少
※農作物の収穫量の減少
など
↓
土地を巡る争いが起こる
ということで、地球温暖化が進むと戦争が起きてしまいます。
それを防ぐことに尽力したということで「平和賞」の受賞につながりました。
さて、地球温暖化防止は仮に防げても、地球では現在人口が増加傾向にあります。
2019年は77億人、2050年は97億人、2100年は109億人になるという試算が出されています。
これにより、上記の※の状態となる可能性があります。
ここで最近注目を浴びているのが、「昆虫食」。
今後人口が増えていくと2030年にタンパク質の供給が不足すると言われていて
国連食糧農業機関(FAO)でも昆虫を食用にすることを推奨する報告書を出しています。
昆虫は高カロリー、高タンパク質、そして、ビタミン、ミネラルなどのいろいろな種類の栄養が
豊富に含まれています。
さらに、牛、豚、鶏は食用まで数年かかりますが、昆虫は卵生で、成長が速いということで、
短時間にたくさんの個体が食用になります。昆虫によって半年ほどで成虫になるものもあります。
日本でもイナゴやカイコなどは食べる習慣がありましたが、
最近は見た目の問題などで食べる人は少なくなってきました(私も食べられなかったです)。
しかし、ある企業から昆虫をパウダー状にして見た目がわからないようしてある、コオロギせんべいというのが
発売されるとのことです。
名前だけだと食べるのを遠慮してしまいそうになりますが、パウダー状なのでコオロギの個体を連想することは
なさそうです。
味は、比較的甲殻類に近いので、エビに近いとのこと。私もチャレンジしてみたいと思います。