2月1日まであと40日、いよいよ入試が近づいてきました。
受験生のみなさんは日々受験勉強に励んでいると思います。
さて、本年の武蔵中の大問3では、葉の観察、比較に関する問題が出題されました。
武蔵中の大問3はお土産問題と呼ばれていて、封筒の中に入っているものを問題文の指示通りに観察しながら解く面白い問題です。
本年の問題は、封筒の中にサクラ、イチョウ、モミジの葉が入っており、3それぞれの葉の特徴を絵のみで表現するときに着目する点を3つ答え、それらの点をふまえて葉の全体の絵をそれぞれ描くという問題でした。
実際の入試問題ではそれぞれの葉そのものを観察して比較しますが、それぞれの葉を頭の中にイメージして比較すると、葉全体の形、葉脈の様子、葉の先端部分の様子が違うことがわかります。これらを意識してスケッチをすることで正解となります。
今回の問題にも出てきた「葉脈」に関して、少し話をしたいと思います。
みなさん知っているとおり、葉脈は葉における維管束です。茎の維管束につながっていて、根から吸収した水や水に溶けた肥料を体全体に送る、光合成によってできたでんぷんを糖分に変えて水に溶かして運ぶといった役割を果たしています。
葉脈と言えば、双子葉類は網状脈、単子葉類は平行脈と学習するのが一般的ですが、実はもう少し細かく分類されます。
葉脈の中で明らかに一番太い脈(1本ではない場合もあります)を主脈といいます。主脈から分岐しているやや太い脈を側脈といいます。そして主脈や側脈をつないだり、網の目のように広がったり、先端が遊離しているものを細脈といいます。人間に置き換えると、主脈や側脈は大動脈や大静脈、細脈は毛細血管というイメージです。
主脈、側脈、細脈が合わさって(分岐して)網の目のようになっている葉脈を網状脈といいます。網状脈には以下のような種類があります。
羽状脈…真ん中に1本主脈があり、主脈から左右に側脈や細脈が出ているもの。
掌状脈…葉の付け根から主脈が3本以上出ているもの。
三行脈…掌状脈のうち主脈が3本のもの。
鳥足状脈…掌状脈のうち外側の主脈が他よりも太くはっきりしているもの。
主脈が分岐することなく平行になっているものを平行脈といいます。
葉脈の先が2つに分かれ、編み目のようにならないものは二又脈といいます。イチョウやシダ植物の多くが二又脈です。
中央に主脈が1本のみのものを単一脈といいます。
アカマツなどのように葉脈が不明瞭でわかりにくいものもあります。
葉脈と一言で言っても実はこれだけ細かく分類されます。
身近にある植物の葉に見られる葉脈を観察するだけでも、今まで見たことがないものを観察できると思います。
受験生のみなさん、最後に自分の弱点を克服し、得意なところを伸ばし、2月1日に最大限の力を発揮できるように努力をしましょう。
頑張れ!受験生!