知っていることの「逆」を考えてみよう -part2-

2025/7/2

エクタス理科より

受験生の皆さんにはおなじみ、「右ネジの法則」の「逆」のお話を紹介します。

1820年にエルステッドというデンマークの科学者が、ボルタの電池を用いて電流を流す実験をしていたとき、近くに置いた方位磁針が振れることを見つけ、論文として発表しました。

その後、アンペールというフランスの科学者が、電流の向きとはたらく磁界の向きについての関係を発見します。いわゆる「右ネジの法則」ですね。

さて、この11年後の1831年に、その「逆」が発見されます。

もともと1821年ファラデーというイギリスの科学者が、エルステッドやアンペールが発見したことをもとに、「電流が流れている針金を、磁石のまわりで回転させること」などを研究していました。

その10年後の1831年に、「2組のコイルのうち、1組に電流を流したり切ったりしていたときに、もう1組のコイルに電流が流れていること」を発見しました。

これに気がついたファラデーは、「コイルに磁石を近づけたり遠ざけたりすることで、コイルに電流を流すこと」に成功しました。

これがいわゆる「電磁誘導」というものです。

さらに、ファラデーは「回転」についていろいろな研究をしていたので、これらを融合して「発電機」まで発明してしまいます。

※手回し発電機を想像してください。中のものが回転していますよね。

いかがでしたか。

「逆」の発見まで11年もかかっているのです。

これまでの歴史的な話は、偶然発見されているかに思えますが、深い研究を積み重ねたからこそ、新しいことを発見できたのだと私は思います。

みなさんも日頃から「興味を持つ」ことを大切にして、いろいろな「新しい発見」ができたらよいですね。

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