本格的に暑くなってきましたね。
受験生のみなさん、健康管理に気を付けて受験勉強に励んで下さい。
今回のブログは入試問題に関する内容です。
筑駒中の理科では、ここ10年間分野としては、
生物、生物、化学、化学、地学、物理、物理(順番は年度によって違います)
が出題されています。
生物は動物、植物、人体に関する実験観察問題が1問、知識問題が1問、
化学は水溶液、燃焼、熱、溶解、気体から2問、
地学は総合問題、
物理はルールに則って規則を見つけて解く、もしくは不定方程式で解く問題(てこ)が1問、
実験結果をまとめ短時間で正確に調べ上げる問題(電流、光など)が1問、
となっています。
受験生のみなさんはこの先入試問題の過去問演習をすることになると思います。どのような問題がどのように出題されているのかを知る、ということは過去問演習で得られる大事なことの一つと言えます。
さて、話を変えます。
天才集団と言われる筑駒中の出身生が高い合格率を誇る東大の理科の入試ではどのような問題が出題されるでしょうか。令和2年度の入試問題を見てみましょう。(小学生でもわかるように表現してあります)
物理 小球の運動、電流と電磁誘導、圧力・熱
化学 物質の性質、原子・分子・分子モデル、中和・気体発生量計算
生物 遺伝子、寄生植物を用いた実験観察問題、進化
地学 惑星、大気・海洋、地震
出題内容を見てどう思いますか。当然内容ははるかに難しくなっていますが、取り上げられているテーマは中学入試とほとんど変わりませんね。様々な国立・私立中学があり、例えば、4教科入試、2教科入試(算国など)、1教科入試(算数選抜など)、適性検査型入試といった様々な入試形態、科目がありますが、筑駒・御三家・駒東をはじめとする最難関校が4教科入試にこだわり続ける理由の一つがわかるかと思います。今最難関校を目指して頑張って勉強しているみなさんは、特に理科では大学入試の内容の土台を勉強していることになります。目の前だけではなく6年以上後にも使う(出題される)可能性があるからこそ、真剣に、強く、正しく努力を続けてほしいと思います。
今、勉強している内容が大学入試でも出題されるかもしれませんよ。
頑張れ!受験生!