先日、家にある段ボールの中身を整理していたところ、今から約20年近く前、1995年2月発行の塾生と保護者向けの広報誌が出てきました。その中に新校舎室長赴任の挨拶として、私と算数担当の堀之内の文章が載っていました。二人とも書いたことも、書いた内容もまったく忘れておりましたが、今読み返してみて、懐かしく思うと同時に、背筋がぴんと伸びる思いが致します。
そして時は流れても当時の思いは今でも変わらぬ輝きを放っているとも感じました。あの頃の自分に負けてないか、あの時の自分より成長出来ているか。
今は早や30歳になっているその校舎の1期の卒業生たちを思い浮かべながら、目の前にいる生徒たちの未来に向けてのとても大切な時間を共有出来ている責任と喜びを感じます。
(中村)
新校舎では、次のことを実行します。
①子供が勉強しないのは、親のせいでも子供のせいでもありません。塾の責任です。子供を勉強させるために塾はあるのですから。自ら積極的に勉強出来る子となるよう責任を持って指導します。もちろん、ご家庭にもご協力いただきます。
②勉強してこない子は残して、塾でやらせます。家で出来ないのなら塾でやっていこうね、というわけです。この点、ご了承下さい。
③質問は徹底的に受けつけます。授業前はもちろん、授業終了後こそ、どんどん質問をして下さい。
エネルギッシュでスーパーパワフルな校舎とするべく、全力を尽くします。ご期待下さい。
(堀之内)
「今年もいつもと同じように教えてあげられるだろうか。」新しい学年をむかえるとき、毎年いつもそう思います。特に、今年は新校舎での授業を展開していくわけですから、嫌が上にも緊張感が高まってきます。誤解を恐れずに言えば、私たちの仕事は毎年同じことのくり返しであると思います。入試がいかに変わろうとも子どもたちの学力の伸長を目的とする以上決められたものが当然あると思います。新校の授業もそういったルールの上にあらねばならないでしょう。
担当している6年生を送りだそうとしている今、新校の子どもたちに約束できることがあるとすれば、彼らのときがそうであったように新校の授業も「基本に忠実であること。」「自由な考え方を大切にする。」ということの2つではないでしょうか。できあいの参考書や問題集にあるような解法あるいは技術の習得といったものではなく、応用に結びつくといった意味での基本の習得と自由な考え方の育成です。人が人に伝えるということの付加価値をいかに大きくするか。新校でもいつものようにできれば良いと思います。
みなさんの元気な顔を待っています。