昨年より続く新型コロナウィルスの影響により、毎日のように感染人数やワクチン接種のニュースが流れ、なんともすっきりしない近頃ですが、エクタスたまプラーザ校の生徒たちは欠席する子もほとんどおらず、皆元気に通塾しております。この生徒たちの笑顔を守るため、机やイスの消毒や換気、そして手洗いの徹底など、きちんとした感染予防策に今後ともしっかり努めてまいります。
さて、先月の話になりますが、エクタスたまプラーザ校では小3生向けの保護者会を実施しました。一般の方の参加は無かったものの、塾生の保護者の方々は全員参加をしてくださり、活気のある保護者会になりました。そこで算数の話題のひとつとして「小3生全般における計算力」についてお話をしました。
今までそれほど計算力に対しての危機感を感じることは無かったのですが、現在の小3生は全体的に「かけ算足し算引き算」のスピードと正確性が不足しているように思えます。思考力や処理力は劣っていませんからあくまでも計算だけの問題なのですが。ただ昨年の小2の春、新型コロナウィルスの影響により公立小学校では長い期間休みが続きました。私立小でこそオンライン指導を通じてかなりの授業時間は担保できた可能性はありますが、もともとの予定とはだいぶ異なる指導になってしまったであろうことは間違いありません。そうすると学校と同じリズムで計算練習をしてきた子供たちにとっては通常年度と比較しても「習得が遅くなったり」「演習量が不足したり」した可能性が出てきます。
ご兄弟がいらっしゃるご家庭であれば比較はできると思いますが、そうではない場合、計算力が十分なのか不足しているのかを正確に判断することは難しいと思います。よって、今まで学校任せではなくある程度計算練習をご家庭で行っていた場合であっても「1段階増し」で今後練習を行っていただいた方が安全ではないでしょうか。
受験勉強をスムーズに小4からスタートさせるには小3までの学習内容はしっかり身につけた上で、計算においても「割り算のひっ算」まではスムーズに行えるようになっておくことが必要です。小4の受験勉強がスタートするまであと8か月(どの塾でも小3の2月より小4授業が始まります)です。計算は自己責任で必ず毎日学習するように心がけましょう。
現在小2生をお持ちの保護者の方々についてもぜひ計算練習の強化をご家庭で実施してくださるようにお願いします。