今年の漢字は「金」に決まりました。
スカイツリーや金環日食から「空」や「天」とも思いましたが、世間一般では2012年はやはりオリンピックだったのだなあと思います。今年もいろいろなことがありましたが、明るい話題で締めくくり、新たな年を迎えたいものです。
年末といえば大掃除です。さまざまな片付けのハウツー本が今年も出版されましたが、机上整理と成績の関連性についても取り上げられていました。「東大生のノートは美しい」に続いて、「東大生の机は余計なものがない」そうです。机を広く取り、無駄なものは置かず、常に机の上をきれいにしておくことで、集中して取り組めるようになるそうです。いかに効率よく結果を出すか、出すためにどうするかと考えていくと、環境整理から始めることになる。なるほど、理にかなっています。
片づける能力の有無が成績に影響するのではなく、集中して取り組むための環境づくりをすることが成績向上につながる。ある意味「形から入る」ことが大切なのは、スポーツに限らないのですね。
一方で形で満足してしまっては本末転倒です。机の整理で一日終わってしまったり、ノートをきれいに仕上げることに一生懸命になって、覚えていない。ということが実際に起こりがちです。
環境が整ったうえで、さらに成績を向上させていくためには、授業でやるべきことと家庭でやるべきことのバランスが大切です。当然生徒ひとりひとりでその配分は異なります。少しずつ調整を加えながら進めていかないと、思ったような成果はなかなか上がりません。なかなか自己判断は難しいので、客観的な判断が効果的になります。テストの成績だけでなく、普段の学習の取り組み方について調整することも小4~5年では効果的です。この1年の学習スケジュールを振り返ってみましょう。