1月も半ばを過ぎ、栄東の東大選抜の合格発表があり、東京神奈川の中学受験はあと2週間、明日明後日はセンター試験が始まります。
受験生の子どもたちには、あくまで「通過点」と言い、冷静に取り組むように伝えています。冷静にといっても、簡単に取り組めるものではありません。緊張や不安を抱えて、寝不足だったり体調不良だったり、見知った顔がいる中で視線が気になったり、そんな中で目の前の問題に集中して取り組むことはなかなか難しいことだと思っています。だからこそ、普段からの取り組みが重要になってきます。どんな環境であっても、日頃から行っていることは、頭でなく体が覚えています。
環境と言えば、10年前とは世の中も、入試問題も、指導要領も、子どもたち(私たち)を取り巻く環境は、今とは異なります。大人になった私たちは、10年の変化に気づきにくくなっています。(ロンドンの前のオリンピックはどこでしたか?その前は?)記憶は新しい大きな出来事でどんどん塗り替えられていきます。
指導する先生を超えて、社会に出て活躍する大人になってほしい。だからこそ、受験の専門家としてだけでなく社会人として彼ら(子供たち)に対し誇れるよう、超える目標としていられるよう、普段から意識して自己研鑽を続けていくことが大切だと考えています。
「この問題はこうやって解く」「これはこうするものだ」と思考を停止させることは簡単です。「なぜ」を取り上げてあげること、じっくり考える時間を作ることは大切です。時間は限られています、ですからどのように時間を作っていくかということも学習には大切なことになります。
2月5日からエクタス各教室の新年度が始まります。新たな子どもたちをお預かりし、大きく成長できるように、支援していきます。