こんにちは、エクタス池袋校の白田です。今日はトピックスということで、小学6年生にとって、もっとも気になる直前期の時間の使い方について書きたいと思います。
前回のトピックスでは、「地に足をつけて、学習本来の楽しさを忘れず、焦らずじっくり」というメッセージを発信させて頂きました。これについては、残り2ヶ月と言えども変えてはならないスタンスです。さて、これとは別に入試という「納期」が迫ってきているのも事実。直前期に、何をどのようにしっかりと進めるべきなのかを、担当教科である算数科という立ち位置で記していこうと思います。
まず、第一に進めなければならないのは「過去問」です。これは進め方と同じくらいに解き直しが重要な取り組みとなります。演習することで点数がつき、受験者平均や合格者平均と見比べっこしては一喜一憂・・・これだけでは勝てる戦いでも勝てません。
まずは、演習した全ての志望校過去問の誤答問題を列挙すること、そしてそれを一発正解できるかどうかを何度も何度も解き直しを通じて確かめていくことが肝要です。
算数という科目はありがたいことに、その鮮度が年度を遡ってもなかなか失われない、簡単に言うと、かなり過去の問題まで手を広げても学習という見地からすると有効な科目。
上記の一連の流れをどこまで追求できるか、この部分が大きな差になることは間違いありません。
さて、次に重要なのは「テキスト学習」です。過去問での学びが実戦力強化であるならば、テキスト学習は「筋力トレーニング」です。最近話題になったラグビーの日本代表。彼らは世界で最も基礎トレーニングをするチームであったというのは有名な話しです。高いパフォーマンスを発揮するには、地道なトレーニングが土台になっているということなんですね。
さて、これ以外に何かやるべき事があるか。という質問に対し、白田は基本的には不要であると返答しています。上記2つが原則であり、全てです。この軸から外れて特別なことをしようとすると、かえって悪い循環に陥る危険が高くなります。今の学習を信じ、ひたすら努力をしよう。