小6筑駒受験希望者対象に「筑駒必勝テストゼミ」が開講となりました。受講生の答案を見ていると、頑張って答案を作成する努力がひしひしと伝わってきます。筑駒対策の学習が、筑駒合格に向けてだけでなく、2月1日受験校への合格の可能性もより高めていくものと確信しています。
将棋で活躍中の藤井七段を見ていると、筑駒合格生の特徴と重なって見えてなりません。
① 謙虚であり、大言壮語しない。
② 目標に向かってたんたんと努力していける。
③ 大げさに一喜一憂せず、泰然自若としている。
④ 学ぶこと自体が好きで、自分から長時間取り組めて苦にならない。
⑤ 字が読みやすく、ていねいである。
過去の多くの筑駒合格生の特徴であり、藤井七段にも感じてしまう特徴でもあります。
与えられたものをただこなすのではなく、自分の頭でしっかり考えて、自分が導いたものとして身につけていく、という姿勢・取り組み方が大切です。
6月28日(日)に行われた将棋界八大タイトルの一つ「棋聖」戦第二局で、勝利した藤井七段が自分から見て一段目、左から3列目に3一銀と打ったのですが、将棋ソフトの候補手に入っておらず、藤井七段の将棋ソフトによる評価値(どちらが何%勝っているか)が一気に下がりました。しかし、将棋ソフトが四億回読んでも候補手に上がらなかったのに、後で六億回読んでみたところ、突如最善手として評価したそうです。
コンピューターに勝るとも劣らない藤井七段の読みのすごさですが、六億回検討して選んだわけではなく、記事には「大局観」の素晴らしさと表現されていました。
筑駒受験生はぜひこの「大局観」を意識していきましょう。
1ヶ月をどう過ごすか、の「大局観」
1日をどう過ごすか、の「大局観」
国語の記述問題で、文中の記述を活かしてまとめる問題か、自分の言葉中心にまとめる問題か、を瞬時に見分ける「大局観」
詩の問題で何を感じるか、の「大局観」
などなど。
一定の「演習量」はもちろん必要ですが、この「大局観」も筑駒合格には欠かせない大切なポイントとなってきます。
(国語科中村)