二学期も二ヶ月を過ぎようとしています。
過去問の演習も本格化し、模擬試験も複数こなし、様々な結果が出て一喜一憂していることと思います。
そんな中、国語が苦手な方から「時間が足りない」という声があがることがあります。
そこで今回はスピードアップについて少しお話ししたいと思います。
まず文章を読むスピード。これはどれだけ言葉を知っているかで決まる所が大きいと思います。
言葉単位でどんどん目を移していくことができれば、文字単位で読んでいくことに比べて大幅なスピードアップをすることは想像しやすいでしょう。
問題に絶対関係ある箇所は目立たせておく、つまり印をつけながら読むやり方もあります。
傍線が長ければ探すのは苦にならないのですが、短いと探すのも一苦労。難関校は文字数も多いのでなおさらです。見つからないとイライラしたりあせったりするので、精神的にも良くありません。
そこで、傍線や□など、絶対に問題に関係ある場所に印をつけておけば、設問を読んでから本文に戻るまでのタイムが短縮されます。
要点に印をつけるやり方はスピードアップする場合とダウンする場合(重要かどうか考え込んでしまう)があるので今回はお話ししません。
設問数が少ない場合は設問を先に読んで本文を読むと、何を聞かれているかわかっているので、関係箇所に目が行きやすくなります。ただ設問数が7を超えてくると覚えているのが困難になるので、その場合は「知識」「探し問題」だけ捉えるのもいいでしょう。
以上はテクニック的なことでしたが、もっと根本的なお話をすると、自分で思っている時間の流れ自体が他の人より遅いかもしれない、という可能性もあります。国語だけでなく、普段の動作例えば着替える、歩く、机から物を取り出す・しまう、次の動作に移るときに時間がかかるなど心当たりが有る場合は、そういった具体的な行動をスピードアップさせると、問題を解くときも早くなる場合があります。
受験学年の方に限らず、試してみて下さい。