こんにちは。大宮校の佐藤です。
まだまだ暑い日が続いていますが、9月も中旬になり、少しずつ秋らしくなってきましたね。
秋といえば、「読書の秋」という言葉がありますが、なぜ読書の秋と言われるようになったのでしょうか。
「秋の夜長(よなが)」という言葉があります。
「夜長」の意味は、読んで字のごとく「夜が長いこと」「特に9月〜10月」を指します。
「秋の夜長」とは秋が深まっていくにつれて、夜が長くなることです。陽が沈むのが早くなるので、夕方の5時6時でも薄暗くなってきます。
そんな秋の夜長を有意義に過ごそうと、8世紀、唐時代の中国の詩人、韓愈(かんゆ)が書いた「灯火(とうか)親しむべし」という言葉が広まりました。
これは、「秋は過ごしやすい季節なので、夜には灯りをともして読書をするのに最適だ」という意味合いです。
この「灯火親しむべし」という言葉がやがて日本に伝わって、秋が読書にふさわしい季節であるというイメージになり、「読書の秋」になったわけですね。
さて、読書の秋といっても、時間がない、読みたい本が見つからないなど、本が読めない方もいるのではないでしょうか。
ここでちょっとした読書のコツを挙げていきたいと思います。
①好きな分野、好きな本を何度でも読む
本には小説、伝記、エッセイ、評論、ビジネス本など、さまざまな分野があります。
自分が興味を持ち、1冊でも好きな本を見つけましょう。同じ本を何回も読んでもいいと思います。
私も小学生のころは『シートン動物記』の『オオカミ王ロボ』が大好きで、何度も読んでいました。
②1日10分と短い時間でも読む
一日の中で何時間も読書をする時間がない、という人もいるでしょう。
しかし、「1日10分」と短い時間であれば、朝や寝る前に時間が作れます。
また、塾の課題のすきまに、過去問で忙しくなる6年生もちょっとした息抜きに本を読んではいかがでしょう。
③手元に本を置くようにする
学習机やリビングのテーブルなど、手元に本があるだけで、自然と手にとっていつの間にか読みふけっている、なんていうこともあります。
読むつもりがなくても、ぜひ近くに本を置いておきましょう。
塾の勉強で忙しい受験生も、ちょっとした時間に息抜きのために本を読んでみてはいかがでしょうか。
気温も変化してくる時期ですので、体調にも気をつけましょう。