「出発進行!」
電車の運転手さんが出発の際に指をさして発声していますね。
あれは乗客がいなくても行っている動作で、鉄道の場合は「指差喚呼(しさかんこ)」というそうです。
日本の鉄道が発祥のようで、ミスが何と6分の1に。
国語の問題を解くときにもぜひこの指差喚呼、行ってほしいと思います。文字を読むだけでなく、他の感覚も使ってミスを減らす。
さすがにテスト中声は出せませんが、
たとえば設問の条件に線を引く。
選択肢の部分部分を本文と比べてあっているところ間違っているところに○×を付けていく。
つまり手を動かして目でも見るなどなど。
このくらいのことは行ってほしいですし、また実践している方も多いでしょう。
このほかに試してみてほしいのが頭の中で動画にすること。
これは主語述語を間違えるお子さんや助詞を間違えるお子さんには効果てきめんです。
本当は自分が役者になったつもりで実際に演技をするとさらにわかりやすいのですが、テスト中にはできないので、
頭の中で想像してみます。すると言葉だけで考えていた時に気づかなかったこと、とくにおかしなこと、矛盾することが
浮かび上がってきます。
誰が何を誰にどうするのか。それが絵になるとはっきり理解できます。
うっかり間違えることが多かったり、選択肢で最後に絞りきれなかったりする人は、ちょっとこの方法を試してみてはいかがでしょうか。