空気がじめじめとしてきました。この梅雨が終われば、夏が来る! と思ってはみるものの、犬はお散歩に行けずしょんぼり。私は傘を忘れてきてしょんぼり。楽しく乗り切るには工夫も必要な季節です。そんな時は発想を転換してみましょう。最初から雨でぬれるなら、水遊びも楽しいですし(どこかから悲鳴が聞こえてきそうでもありますが…)、雨上がりの空のきれいなことといったら! ひょっとしたら虹がかかっているのも見えるかもしれないですね。ぜひ楽しい気持ちで毎日を過ごせる工夫をしてみましょう。
まだ少し気が早いですが、みなさんお待ちかねの夏休みについて、考えをめぐらせてみましょう。夏休みは普段できないことができるチャンスです、とよく言われますが、そう言われても何をしたらいいのかわからない、という方も多いと思います。そこで今回は、私自身がどんな夏休みを過ごしていたかについて、記憶を思い起こしながら書いてみます。(注:以下、あくまでも私の例、なので、推奨するわけではありません)
私は水遊びが大好きな子どもでした。なので、夏はよく頭からびしょびしょになって遊んでいた気がします。昔から犬を飼っていたので、犬と水遊びのつもりでホースから水をまいてみたり、シャボン玉を飛ばして自分でキャッチしてみたり。よく考えれば犬は私に水をかけられないので、ちょっと悪い子だったかもしれませんね。シャボン玉はどうやったら割れにくくなるか知っていますか? こんなことを調べるのも、今になってみればちょっとした科学だったようです。ちなみにかなりやんちゃだったので、木登りをしてカブトムシをとるという経験もしています。このおかげで、理科の昆虫範囲は好きでなかったものの、カブトムシやトンボの生態には詳しい系女子となりました。
それから、夏休みの自由研究。時代が違ってしまうので、今のみなさんには参考にならないかもしれませんが…私は大好きで、工作などをひたすらしているタイプでした。でもそこはひとりっこ。飽きてくると母をよんで、結局巻き込んでいたようです。具体的には色のついた厚紙で動物園を作ったり、折り紙大好きだったので、折り紙絵本を作ったりしました。絵本はいいのですが、動物園は大きめの紙箱のふたにたくさん作ってしまったため、背の高いキリンなどは転がりながら運んだ記憶があります。低学年の私は、そこには気が回らなかったようです(結果母も運ぶのを手伝ってくれたような…)。
食べ物の思い出としては、スイカをごはんにするんだ! と意気込んで、スイカを半分に切ってもらってひたすらスプーンとストローを駆使して食べました。何を思ったか夏休みの作文のテーマにこれを選んだ覚えがあります。小学生の考えって、今になると本当に分かりませんね。冷やしそうめんがうれしくて、器に浮かんだ氷をずっと食べていて、おそうめんが食べられなくて怒られたりもしました。本当に今思えば何をしていたんだろうという感じですが、氷が解けたら器の水が増えて、水のついたおそうめんをおつゆにいれたらおつゆは薄まりました。
ここまでつらつらと書いてみましたが、要は特に何かをしよう、と意気込まなくても、楽しいことや経験はそこら中に転がっているということです。もちろんもっと時間がかかることにチャレンジしたり、旅行をしたり、色々なことができると思います。でも、何をしていても、子どもの時にした経験の中に、理科・社会や算数・国語にまでつながる感覚のようなものは紛れていると思います。特に低学年のうちは、身の回りに対するおどろきもいっぱいです。ぜひ、机に向かう勉強だけではなく、そのおどろきを大切にする夏休みにしてほしいと願っています。夏休みにエクタスにきてくれるみなさんは、夏休みに塾に来たら、自分がみつけたおどろきを、ぜひ私たちに教えてくださいね。おもしろいお話を聞けるのを楽しみにしています。
次回はなんと…あたらしいジュニア担当の先生が登場です! みなさまぜひお楽しみに!