令和2年7月3日より熊本県をはじめとする九州、岐阜県、長野県などで広い範囲に降り続く豪雨で大きな被害が出ました。この豪雨による被害を気象庁は「令和2年7月豪雨」と名付けました。これは、気象庁が名称を定める気象現象のうち32番目で、昨年の「令和元年東日本台風」に続くものです。
今回は積乱雲が100km以上の長さに伸び、降雨域が細長く線のように見える「線状降水帯」と呼ばれる現象で大きな被害が出てしまいました。特に線状降水帯と川が平行になっているとき、川の水位が急激に上昇してしまい、被害が特に大きくなってしまいます。
ここ近年、雨による被害が多いのは言うまでもなく地球温暖化が一因です。ですから、世界中で温室効果ガスの削減が求められています。
2020年度桜蔭中の入試問題では、温室効果ガス排出削減について、COP3とCOP21で採択されたものについての出題がありました。COP3では( ? )議定書、COP21では( ? )協定です。それぞれの( ? )には地名が入りますが、これは最近の受験生なら確実に抑えておく必要があります。
なぜ中学受験でこのような時事問題が出題されるのでしょうか。
これは身の回りのことに目を向け考えてほしいという学校側のメッセージではないでしょうか。
入試に出るからではなく、将来の自分のために学習できるとよいですね。