こんにちは。吉祥寺校の金子です。
甚大な被害を与えた台風15号が通過して一週間が経過し,ようやく9月らしい涼しい日が増えてきましたね。受験生のみなさんは天気の変化,環境の変化に気を付けて学習を進めてください。
さて,9月に入り,徐々に文化祭が催される学校が増えています。私も昨日,今日とある学校の文化祭に行ってきました。エクタスでの学校別授業を担当している学校だったこともあり,昨年教えていた現中学1年生から高校3年生はもちろん,OGとして遊びに来ていた現大学1年生から現大学4年生まで,20名を超えるさまざまな世代の教え子たち,そして在校生の保護者の皆さまにもお声掛けいただき,お話することができました。そんなわけで,今回は現在小学校2年生~5年生を対象として文化祭を見に行く際に意識して欲しいポイントについて話をしたいと思います。
そもそも文化祭をなぜ見に行くのでしょうか?理由は明確で「6年間,自分が通うことになるかもしれない学校を肌で感じること」につきます。学校のホームページやパンフレット,様々な学校案内や口コミなど,以前に比べて今は,各学校の情報を簡単に数多く得ることができるようになりました。しかし,それらの情報はあくまで「他の人」が感じたことでしかありません。やはり同じ学校であっても印象の受け方は異なるものです。中には,頑張って入学した学校なのに「入学前にイメージしていたものと全く違う・・・」と不満を漏らすケースも残念ながらあったりします。そういったことを防ぐためにも,自分で実際に見に行き,そこに混ざって楽しんでいる自分の姿をイメージできるのかどうかを確認して欲しいのです。
次に,実際に見に行った際にはどういった点を意識すればよいのでしょうか?ポイントとなる点はいくつもありますし,細かく書きだしたらキリがないのですが・・・。ここでは最重要な点に絞ってお話します。一番意識して見て欲しい点は「実際に通っている在校生の姿」です。文化祭にも学校説明会など実際に学校を見学できる機会はあると思います。一方で在校生の一番「素」の部分を見ることができる機会が文化祭だと思います。在校生の多くが楽しんでいるのか,他者への配慮はできているのか,先生との関係性はどうか(最難関校では生徒主体で運営しているため,なかなか校内で先生を見ないというケースもありますが・・・)など,在校生の立ち振る舞いを見て欲しいのです。その姿を見て,「自分もここに行きたい!」と思えるかどうかが重要です。数多くの卒業生たちを見ていても,6年間中学・高校に通う上で,一番大きな影響を受けるのは一緒に生活をともにする「友だち」であることがほとんどです。なので,その学校に通う子たちがどんな様子なのかというのは,志望校を決める上でとても重要なファクターとなるのです。
6年生になれば忙しくて文化祭に行く時間はなかなかとれなくなるものです。なので5年生までに多くの学校を見て回り,「ここに行きたい!」と思える学校を是非とも探し出してください。