2012年もあと数日となりました。受験生にとっては追い込みの時期になっていると思います。今年の社会科「重大ニュース」についても学習を進めている時期ではないでしょうか。昨年もこの時期に書き込みをしました。出題が予想されるものはたくさんありますが、あえて候補を絞ってお伝えします。
☆ 今年の重大ニュースの中心は…
1 国内政治(野田政権や新しい政党など)
2 日中・日韓関連(領土問題など)
3 1972年に関すること
4 世界の首脳
これ以外にも、オリンピックはどうなのか?スカイツリーは?金環日食は?いろいろ思いつくと思います。日食やシェールオイルなどは理科で学習しているでしょう。オリンピックやスカイツリーなどは皆さん注目していましたから記憶もしっかりしていると思います。アウトライン程度には知っておいてください。
1の「国内政治」では、消費税増税に関する法律(社会保障・税一体改革関連法)が成立したことを詳しく学習してください。逆にいうとこれ以外に注目される法律が少ないということでもあります。これ以外ですと、TPP問題や原発問題(大飯原発再稼働など)も注目しておいてください。
そして、12月に衆議院議員総選挙が行われ、与野党が逆転することになりました。時期が時期だけに入試には出ないのではないかという考えがふつうです。しかし、早い時期からこういった状態になることはある程度予想されていたので、その辺りを踏まえて問題の作成時期をずらしたり、差し替えやすいようにしている学校がないとも限りません。過去にはそういった例もあります。ですから、出ないとは思いますが油断せずに学習しておいたほうがいいと思います。特に、二大政党以外に新しい政党が躍進したりしています。得票数などは暗記する必要はありませんが、そういった政党名や人物名は知っておいても損はありません。
2の「日中・日韓関連」ですが、特に中国との関連は国交正常化から40周年の節目ですので出やすい内容です。しかし、領土問題がそうとう緊迫しているので、北京での祝典は中止になっています。お祝いムードを学習するのではなく、日中両国の近代に入ってからの歴史という視点で学習しておいてください。韓国との関連も領土問題が中心になってくると思います。
3の「1972年に関すること」は、2にも関係しますが、日中の国交正常化(日中共同声明調印)と、沖縄返還があります。これらに関することは出題されやすいでしょう。2であげた日中両国の歴史や、沖縄だと基地問題の可能性が高いです。騒動になっている基地名と場所ぐらいは知っておいてもいいでしょう。もちろんオスプレイのことも。
これら以外だと冬季札幌オリンピックやミュンヘンオリンピックが開催されたり、高松塚古墳での壁画が発見されたりしましたが、きりがないのでその辺りは気にしなくてもいいと思います。因みに保護者の皆様には懐かしいかもしれないソックタッチもこの年に発売されました。
1972年以外で入試に出やすい末尾が「2」で終わる年代の出来事は、2012.06.29のブログにまとめてありますのでご参照ください。
4の「世界の首脳」については、各国で新しいリーダーを決める選挙などが多く行われましたので、首脳の名前と顔ぐらいは知っておいてください。