湿気がすごい日々が続きますね。また、気温変化も激しく体調管理が難しい時期では無いでしょうか。受験生にとって風邪は最悪ですからしっかり栄養と睡眠をとって元気に学習できるよう、気をつけていきましょう。
さて、授業中に解説を行なっているときのこと、子供達の様子を見ていると「目をキラキラ」させながら授業に積極参加している子の中に、「必死に眠気をこらえている」子が散見されることがあります。中には完全に沈没してしまう子が出てくることもあります。
保護者の方は「まさか小学生が授業中に寝るなんて」と思っていらっしゃるかもしれませんが、ここ10年のスパンで考えると授業中に「寝る子」の割合は増加しているような気がします。「問題を解く時間は寝ないが解説の時間は眠い目をこする子」ばかりの場合は教師側の力量の問題もありますが、授業中常に眠い子が増加しているのは気のせいではないと思います。また、現在は授業中に眠くなることはなくても、「そういった事例がある」とは考えておくべきです。なぜならば「睡眠時間の確保」と「勉強時間の確保」はどちらも両立するのが当たり前だからです。「授業中に眠くなる」という症状が表に出ているか出ていないかの違いでしかありません。
特にこれから夏期講習の時期が近づいてきています。小6生にとっては「天王山」の夏ですし、小4、小5生にとっても大事な復習機会です。ここで「授業中に眠く」なったり「体調を崩し」たりして授業中の学びが得られなくなってしまえば大きな損失です。
ただでさえ暑い夏です。学校もなくなり生活のリズムが壊れやすい時期になりますから保護者の方も生徒も「リスク」に対して事前に対策を講じるべきだと思います。
①お子様の睡眠時間は足りていますか。
②寝る時間と起きる時間が日によってバラバラになったりしていませんか。
③寝る2時間前までにスマートフォンやタブレットをながめる時間が存在しませんか。
④課題実施に時間制限がなく「終わるまでやる」になっていませんか。
塾に通っている受験生は「授業中にこそ学び覚える」が本質です。「授業の使い方」が上手な生徒は間違いなく上位生になります。また、麻布のような合格最低点が低めの学校で出題される問題の中には「テキストや資料」に出ていない内容が数多く登場しますから、「そういった問題に対する取り組み方」は授業中にしか学べません。
定期的に「現在の状況」を俯瞰し、よりよい形に修正することは受験生にとってとても大切なことです。また、それを行えるのは保護者の方だけです。
大切な夏をより「学びの多い夏」にするために、しっかりと準備をしていただくことをお勧めいたします。