前回は「中学受験を目指す子どもたちに、2年生の頃何をしてほしいか」というテーマで書きました。
今回は「3年生のときに取り組みたいこと」について書きたいと思います。
3年生のときに出来るようになってほしいこと、それは「好きなことを他人に説明する」ということです。
その対象がなぜ好きなのか、どういう点が好きなのか、語れるようになってほしいのです。
対象はどんなものでもかまいません。
本でも、スポーツでも、ゲームでも。ただ、おもしろいから、とか、楽しいから、だけではなく、どこが面白いか魅力的に語れるといいですね。
難関校に合格する子の多くが、低学年のときに「好きなものに対して多くの知識を求め、その知識を人に披露する」というエピソードを持っています。
好きな本を延々書き写すとか、好きなスポーツ選手の本を読みあさって名言をまとめるとか、ゲームの攻略法をまとめたノートを作るとか・・・・・・。
受け取ったものを、受け取るだけでなく何らかのアウトプットをする経験が、その後の本格的な中学受験の勉強でも役に立つのですね。
大人から見ると遊びの延長に見えますが、小3のときはそうやって遊びながらアウトプットする時間がありますから、好きなものについて語る経験を
たくさんしてほしいと思います。