1月の入試もほぼ終盤になり、2月1日まで残すところ数日となりました。今回は、これまで先輩たちが遭遇し、乗り越えていった「入試のピンチ」をいくつか紹介したいと思います。ここまでトラブルなく入試を迎えられている生徒さんも多いと思いますが、最後まで何が起こるかわからないものです。先輩たちの経験が、少しでも参考になればと思います。
①試験日の前々日の夜に熱が出た
⇒どんなに気をつけていても、試験日の直前に体調を崩してしまうケースは毎年見られます。無理に布団の中で勉強しようとする生徒さんもいますが、そのせいで治りが遅くなるだけではなく、集中することができず結局はほとんど頭に入らないものです。こういうときは、「他の受験生より勉強時間が減ってしまう」と焦るのではなく、「他の受験生より体力を回復する時間ができた」と考え、休養に努めるようにしましょう。
②席がエアコンの真下で、暑くて仕方がなかった
⇒遠方の学校ということで寒さ対策に力を入れたら、暖房が効きすぎる席だったので困った・・というケースです。この先輩はその後の入試では、熱冷まし用の冷却シートを持って行き、額や首筋に貼って試験を受けたそうです。暑さが苦手な人や、連日の入試で頭がぼーっとしてしまいそう、という人は準備しておくと安心でしょう。念のため、貼るときは試験監督の先生に許可をとってください。
③試験会場の外・中の音が気になる
⇒毎年多くの生徒さんから寄せられる「入試のピンチ」です。幹線道路沿いの学校では車やオートバイの音が聞こえるでしょうし、あるいはエアコンのモーター音や他の受験生の発する音など、試験会場内の音が気になることもあります。こうした場合、音そのものが耳障りということ以上に、「この音のせいで集中できなくて、点数が下がったらどうしよう」といらだってしまい、さらに集中できなくなる・・という悪循環に陥るケースが多いようです。
ある先輩受験生は、「この音が聞こえているのは自分だけではない」「集中を乱されているのは自分だけではない」と考え、気持ちを切り替え乗り切ったそうです。自分だけが不利な状況に置かれているのではない、と考えるだけでもだいぶ気持ちが楽になると思います。ただし、あまりにも気になる場合や、他の受験生が至近距離で音を出している(独り言など)場合は、試験監督に申し出ましょう。