雙葉中の記事一覧
2015御三家の哲学④
【2015雙葉中】 青木玉『なんでもない話』より さくら餅に使われる塩漬けの桜の葉が栽培されている、伊豆・松崎の光景。幹もなく、根株からいきなり伸びた細い枝が無心に揺れている…産業化され、従順に飼いならされ、…
雙葉中の入試問題より
毎年、寒くなってくると受験が近づいてきたことを実感します。外を歩いているとコートを着ている人の姿を見かけることが多くなってきました。受験生のみなさんはより一層気が引き締まり、受験に向けて最後の追い込みをか…
2014御三家の哲学⑥
【2014 雙葉中の出題】 大江健三郎『「自分の木」の下で』 子供の頃。山犬から女子生徒を守りきった用務員さんの勇姿に、深く感激、尊敬。そして、「あの人のようになりたい」と。幼い頃の人間的感化力には、はかりしれない力があ…
御三家の哲学⑦
本年度、雙葉中の入試問題から。 カランは貧しさに耐えかね、お金を盗んださもしい心根であった。が、叔母さまは、彼を追及せず、悠然と包み込む。 「そんなこと…カランはしませんよ」「なんておもしろい人…
御三家の哲学①
今回からシリーズで、御三家6校の国語科出題の底流に脈打つ哲学を、一緒に考えていきたいと思います。ここでは、個々の出題に対する解法ではなく、あくまでも出典本文の思想に肉薄することを目的とさせていただきます。 …