第6回の問題は解けたかな?
【解答】
1番目の式と、4番目の式とをみてみましょう。
両方とも□が答えになっている、かけ算の式ですね。
かけ算でかける数に1があると、答えがもう片方のかける数とおなじになってしまいますから、
かける数に1はふくまれません。
1以外の数をかけて、まったくちがう2組のかけ算がおなじ答えになるのは、1から20の中では
2×9=3×6=18と、
2×6=3×4=12の2組しかありません。
とすると、○、△、☆、◇の4つは、どの記号がどの数字にあてはまるかはまだわかりませんが、
「2,3,6,9」の組み合わせか、
「2,3,4,6」の組み合わせの、2種類の組み合わせしか考えられません。
次に3番目の式をみてみましょう。
この式をみると、上の2種類の数の組み合わせの中で、かけ算が成り立たなくてはいけません。
上の2つの組み合わせのどちらでも、それぞれの4つの数を使って作ることができる式は
「2×3=6」しか考えられませんので、はじめに☆が6だとわかります。
次に2番目の式をみてみましょう。
この式をみると、上の2種類の数の組み合わせの中で、
「◇+△=6」という式が成り立たなければなりません。
とすると、「2,3,6,9」という4つの数の組み合わせではこの式を作ることができず、
4つの数の組み合わせは「2,3,4,6」であることがきまり、
□=12,◇=2,△=4,○=3ということが1つずつきまっていきます。
○=3、□=12、△=4、☆=6、◇=2
というように、いつも、このようにかっこよく論理的に解く事ができるかというと・・・いや、この解き方で解ける生徒が正しいのか、頭の回転が速いのかというとそうでもありません。
力ずくでいろいろな数字をあてはめてみて、正解をみつけるのも1つのりっぱな作戦です。頭の回転の速い生徒は、
あてはめでも、急所の数値を見つけ出すことが早いなーと経験上感じています。
頑張って下さい。
さて、今回の問題です。
【問題】
下の図の四角形ABCDは、角A=角C=直角、辺BA+辺AD=8cmの四角形です。
この四角形ABCDの面積をもとめなさい。
(この問題を解くには、三角形の面積=底辺×高さ÷2という公式を知っている必要があります)
答えは次回だよ!