12月に入り毎日寒い日が続いていますね。
受験生の皆さん、体調管理には十分に気をつけてください。
さて、本年の開成中の大問4では風に関する問題が出題されました。
砂浜の地温と海水温を示すグラフから風が吹く向きや強さを問う問題です。
風を表す用語はたくさんの種類がありますが、今回はその中から中学受験でよく出題される風をいくつかを紹介したいと思います。吹く仕組みやどのように吹く風なのかをぜひ確認してみてください。
海風
海岸付近で昼間に海から陸に向かって吹く風です。
陸風
海岸付近で夜間に陸から海に向かって吹く風です。
凪
朝と夕方海岸付近で無風状態になることです。
谷風
昼間に谷から山へと吹く風です。
山風
夜間に山から谷へと吹く風です。
季節風
季節によって吹く広範囲の風です。日本では夏は南東の季節風、冬は北西の季節風が吹きます。夏の季節風は海風と、冬の季節風は陸風と同じ原理で吹きます。
偏西風
地球の自転の影響により吹く強い西風です。
貿易風
赤道付近の地域で赤道に向かって吹く強い東風です。
台風
最大風速毎秒17.2m以上の熱帯低気圧と、それにより吹く強い風です。
竜巻
積乱雲の下で地上から雲へと細長く延びる高速な渦巻き状の上昇気流です。
山背
夏に東北の太平洋側に吹く冷たい北風です。
春一番
立春を過ぎて最初に吹く、昇温を伴った強い南風です。日本の南側に高気圧がきます。
木枯らし
初冬に吹く強く冷たい風です。西高東低の気圧配置になると吹きます。
ビル風
高層ビルの周りで起こる強い風です。
他にも風を表す用語はたくさんありますが、いくつか紹介をしました。
今は冷たい風が吹いていますが、受験生のみなさんの入試が終わり、進学する中学校が決まる頃にはあたたかい風が吹いていると思います。
2月1日まで残りおよそ40日。
他の受験生に負けないよう、最大の努力を重ねて下さい。
頑張れ!受験生!