「2022問題」対策について その2

2021/12/24

エクタス算数科

こんにちは。大宮校の宮下です。

毎年、西暦の数字にまつわる問題はよく出題されます。来年は2022年ですから、2022にまつわる問題が出題されることは予想できます。これを「2022問題」と呼ぶことにします。前回(11月1日)に2進数を取り上げましたが、0と2の2種類の数字を用いて数を表す変則2進数では2022は何番目になるでしょうか。
1番目⇒2
2番目⇒20
3番目⇒22
4番目⇒200
5番目⇒202
6番目⇒220
7番目⇒222
8番目⇒2000
9番目⇒2002
10番目⇒2020
11番目⇒2022
という具合に表記すると11番目であることがわかります。
また素因数分解すると、2022=2×3×337 となるので、2022は連続する3つの整数の和で表すことができます。
2022=673+674+675 これも使われそうですね。

さて、この対策として次の問題を考えてみましょう。


解説1 素因数分解すると、2022=2×3×337 となるので、これがA、B、Cになること
  は、想像できますね。A=2 は確定です。
  A=2、B=3、C=337 とすると、

となり、D=7 になりますね。


解説2 2022を超えない最も大きい素数の平方数は、43×43=1849 ですね。
     2022-1849=173 ですから 13×13=169 と 2×2=4 の和より
     A=2、B=13、C=43 ですね。これ以外の組み合わせはなさそうです。


「2022」問題の対策として作問してみました。受験生の皆さんは、全力で頑張ってください。

関連記事related posts

エクタス算数科開成中

【2023年度開成中入試算数を考える】

今回は2023年度入試の中から開成中の算数の結果について考えてみます。 ここ数年の開成中の受験者平均点と合格者平均点を並べてみると次のようになります。 年度 2023 2022 2021 2020 2019 2018 受…

エクタス算数科開成中

2015 開成入試 算数 講評

 【総評】 〇合格者平均61.1 受験者平均49.9 毎年開成の算数ではこの平均値が15点近く離れること を考えると、差がつきにくい入試問題であった。 〇問題構成は例年通りの大問4題。それぞれの大問において、難…

エクタス算数科

算数よもやまばなし

こんにちは。大宮校の宮下です。 今回は、前回の『六十三減算』に引き続き、これをさらに進化させた『百五減算』を紹介します。 西暦1743年に出版された【勘者御伽雙紙】は、上中下の3巻からなる算数や数学の問題とその解説を載せ…

新着記事latest posts

2025/3/27

お知らせ筑駒

筑駒実力確認テスト(新小6生)

筑駒をめざす小6生を対象に、エクタス「筑駒実力確認テスト」を実施します。筑駒入試の出題傾向をもとに問題作成していますので、現段階での実力や今後の課題が明確にわかります。結果は即日採点し、返却します。 教科 算数・国語・理…

お知らせ筑駒

2025/3/27

お知らせ筑駒

筑駒必勝特訓講座(新小6生)

筑駒入試に特化した、エクタス最高峰の講座 筑駒・御三家・駒東中入試に傑出した実績を残してきたエクタスが、強い思いを込めて、筑駒入試に特化した講座を開講します。これまでエクタス講師陣が長年にわたって蓄積してきた指導方法、テ…

お知らせ筑駒

2025/3/21

お知らせ

新小1コース春期特別体験会

エクタスでは、2025年度の新小1コース4月開講に先立ち、無料で授業体験できる『春期特別体験会』を実施します。ぜひこの機会にエクタスの指導をお試しください。筑駒・開成・桜蔭をはじめとする、最難関中学合格のために特化したカ…

お知らせ

pagetop