計算パズルとして有名なものの1つに「4つの4」と呼ばれるものがあります。
これは4という数字を4つと四則演算記号,( )を用いて,答を様々な数になるように式をつくるというものです。ルールによっては44や444などと数字をならべて使ってもいい場合もありますし,この四則演算記号以外に小数点やべき乗,階乗,平方根,循環小数を表す点などをつかっていい場合もありますが,ここでは算数ということで,使える記号は四則演算記号と( )のみとしておきましょう。
たとえば4つの4で1~9の答を作るには
4×4÷4÷4=1 4÷4+4÷4=2 (4+4+4)÷4=3 4×(4-4)+4=4 (4×4+4)÷4=5
4+(4+4)÷4=6 4+4-4÷4=7 (4+4)×(4÷4)=8 (4+4)+4÷4=9
というようにすべてできますね。
それでは1けたの数のうち,4つの「?」で答が1~9までの数になる式をすべて作れるものは他に何があるでしょうか?
4つの1では,答が1~4までになる式しか作ることができません。
4つの2では,答が1~6までになる式しか作ることができませんね。
4つの3,5,6,7,8,9ではどうでしょうか?
実はどんな数でも,答が1,2,3になる数を作ることができますね。
4つのAをつかって
A÷A+A-A=1 A÷A+A÷A=2 (A+A+A)÷A=3
になります。
4つのAを使うと,答がA-1,A,A+1になる式もそれぞれ作ることができますね。
いろいろ試してみましょう。様々な気づきがあるはずです。