こんにちは。池袋校室長の白田です。今回は、先日11/23に開催された小2プレスクールを終えての指導所感と、今後に向けたお話をさせていただきたいと思います。
小学校低学年の今の時期、まだお子様の学力差はそこまで大きく感じない、あるいは、まだどの子もほぼ同じくらいの学力であるという認識が世間一般ではされています。
では実際はどうかというと、今回のプレスクールにおいてもそうですが、非常に大きな差がすでについている現状は否めません。
例えば、100マス計算をやったとします。スラスラと解けるお子さんもいれば、100マス計算そのものを初めて見るという生徒さんもいます。これは単に100マス計算をやったことが有る・無いの違いだけではありません。出来る生徒さんはすでに「表の見方」が身についています。逆にいうと、出来ていない生徒さんは、世の中にある「表」がなんのことか分からないので、これからその意味を理解していくことになります。このように、差がつくきっかけとなる様々な経験の違いが、今までにもたくさんあったということになります。
さて、話を大きく変えまして、最近のご面談のときに受けたご相談の中で最も多かったものを紹介します。内容としては、「小学校のカリキュラム『が』まったく追いついていない」というもの。『に』の間違いではございません。例えば、小学校2年生の2学期に入ると学校の算数では「かけ算」を学習するはずですが、これが塾生が通っている多くの公立小学校では11月に入ってからの学習開始と、予定の進度と比較すると少々遅れをとっているのが実情です。
エクタスは最難関中学受験の専門塾としてジュニアコースのカリキュラムを策定し展開しておりますが、これは文部科学省が定めたカリキュラムをきちんと履修していることを前提としています。この前提が崩れている、担保されていない場合には何かしらの方法でこのギャップを埋めなければ、お子様があとで苦しむ・困ることになりかねません。
低学年のうちだからこそ、色々なことを習得しやすい時期です。基礎力を身に付けていくご相談ももちろん塾として受け付けています。エクタスは筑駒・御三家を目指す皆様が「何でも相談できる」「かゆいところにも手が届く」存在でありたいと考えています。