もうすぐ4月。新1年生の皆様、入学おめでとうございます。そして、新小2~3年生の皆様、進級おめでとうございます。
エクタスでは2月~アルゴクラブの初心者クラス体験会を開いておりました。おかげさまでどの教室にもたくさんの子どもたちが集まってくださり、担当一同大変嬉しく思っております。
さて、アルゴクラブへ興味をもってお問い合わせくださるお父様お母様からよくいただく質問が、「アルゴクラブを続けることでどんな効果があるのか」というものです。
公式な回答としては、パンフレットにあるように、「試行錯誤」「見通しをたてて道筋にそって考える」「達成感や自信をつける」・・・・・・などが挙げられるでしょう。
ただ、今日はせっかくですから、小2・3、さらにはその上の学年で、アルゴで学んだことがどのように活かされるのか考えてみたいと思います。
①「難しい問題」に対し、答えがでるまで考え続けることができる
アルゴの遊び方やルールを一通り覚えるまでの間は、コーチが説明する場面が多いのですが、半年も経つと「コーチの説明」や「解説」はぐっと少なくなります。自分で手を動かして解決することを重視しているからです。
私も、「出来なかったパズルは、おうちで研究してみてね!上手に出来たらコーチに見せてね!」と話します。するとそのうち、「アルゴクラブの時間内にはパズルを完成させられないが、家に帰って誰に言われるでもなく黙々とひとりで練習し、出来るようになって満足している」という生徒が現れます。
このタイプの子は、アルゴクラブの授業内では大きな成果を残せずとも、アルゴクラブを卒業し小2・3年の「エクタスジュニアコース」へ進級したとたん「大化け」します。算数や国語の勉強で難しい問題に出会ったときにもめげずに手を動かしながら立ち向かうことができるのです。彼ら・彼女らは、「問題」とは難しいのが当たり前で、手を動かし試行(&思考)し続けることで道が開けると知っているからです。アルゴクラブのすぐれている点は、勉強する上での1番おいしいところとも言える「自分で答えを出す」「一見難しそうに見えたものが自力で解けると嬉しい」という体験が、遊びながら(つまり、子どもは負担に感じずに)できることなのだ、と、アルゴクラブを経てエクタスで勉強をしている子どもたちを見ていて実感しています。
②「絶対にありえない」選択肢を排除できる
アルゴゲームでは、「自分が黒の1を持っているから、向かいの友だちが1番左に置いている黒のカードは、絶対に1ではない」「白の3のカードの右にあるカードは4以上」というように、カードを推理する際に「ありえない」選択肢を排除していきます。この経験が、算数や国語の問題を解くときにも大いに役立ちます。
「さっきの問題の答えによれば、Aはありえないから、B~Dから選ぼう」
「AよりもBが大きい、BよりCが大きい、ということはAよりもCが大きいのだな」
アルゴクラブを卒業した生徒の多くが、アルゴゲームで獲得した論理性の芽を活用できた瞬間に立ち会えると、とても嬉しいものです。
エクタスのアルゴクラブは、最難関中学を目指す小2・3の算数や国語、または小4以上の受験学年を教えている者が担当しています。ここでご紹介したとおり、アルゴクラブでの学びがどのように繋がっているのか先を見据えて、これからの学びにどうか役に立ってほしいという思いを込めて指導をしております。
体験会は終了しましたが、4月以降の授業での体験はまだまだ受付中ですので、興味を持って頂けましたらぜひお問い合わせくださいませ。