女子学院の記事一覧
2年生のときに取り組みたいこと
先日の入試報告会では、たくさんの方が来てくださいました。誠にありがとうございました。 私は、女子御三家の国語というテーマでお時間を頂戴し、「御三家・筑駒中の入試問題を解くためにはこんな力が必要です。その力をつけるためには…
入試で出る統計データ ①昼夜間人口比率
中学入試の社会科の頻出問題の一つに,統計データを用いた出題があります。特に最難関中では,示されたデータから「情報」を読み取る力や,その「情報」を活用する力を問うものが増えています。ここでは,特に近年出題されることが多い統…
女子学院中の入試問題より:「SDGs」とは
今年の女子学院中の入試では、ごみやリサイクル、環境問題に関連した問題が多く出されました。その中でも大問4で取り上げられた「持続可能な開発目標(SDGs)」についてお話ししたいと思います。 SDGsとは,…
女子学院中の入試問題より
寒い日が続いていましたが、今日は昨日の夜から今朝にかけて降った大雨の影響であたたかい一日となっています。気象観測140年史上もっともあたたかい12月の一日となっています。 今回の大雨とあたたかい一日は、最盛期を迎えた…
2015御三家の哲学③
【2015桜蔭中】 木内昇『櫛挽道守』 櫛挽職人である父の積年の技量に感嘆し、尊崇の念を深めるほど、嫁ぎ、愛する家業と離れねばならぬ無念さをかみしめる娘・登瀬…櫛挽にあこがれていた彼女が、畏敬の対象である父か…
2014御三家の哲学⑤
【2014 女子学院中の出題】 大林宣彦『今僕たちは本当に幸せか』 効率重視の社会…急ぎすぎるな!身の丈に合った価値を模索しよう。文化・芸術で、「不便さ」で、想像力で、もっと私達は心豊かに、幸せになれるはず!…
2013御三家の哲学 ⑤
本年度、女子学院中の入試出題文から。 海の猛威が、甚大な津波被害をもたらすことは、万人周知だ。しかし、三陸の漁業を再興させようと奮闘する人々は、海から受けた恩恵を深く心に抱き、いかなる海難に襲われても、海そ…
御三家の哲学⑥
本年度、女子学院中の入試問題から。 シンポジウム等では、失敗を恐れず一時の恥を忍び、勇気を出して、積極的に発言・質問しよう。講演者は、必ずきちんと答えてくれる。すると、それまでの小さな自分の殻から抜けだして…
御三家の哲学①
今回からシリーズで、御三家6校の国語科出題の底流に脈打つ哲学を、一緒に考えていきたいと思います。ここでは、個々の出題に対する解法ではなく、あくまでも出典本文の思想に肉薄することを目的とさせていただきます。 …