1月で出題されたことの中で、開成中や桜蔭中をはじめとする最難関校入試で出題されそうな時事問題を2つ取り上げてみました。
■<2020年7月下旬>惑星が勢揃い【出題:渋谷幕張中(1)】
明け方の空に地球以外のすべての惑星が勢揃いして見ることができます。
「水星-金星-天王星-火星-海王星-土星-木星」と直線上に並んで見えます。
ただし、天王星は空の暗い場所ではぎりぎり見えますが、海王星は肉眼では見えないので望遠鏡を使用します。
(この日、海王星は約8等星ですが天王星は何等星ですか? 肉眼でギリギリ見えるとありますので、もうわかりますね)
■新型コロナウィルス感染者の増え方【出題:開智中(先端特待)】
・1人あたりの1日の平均接触人数をA人
・接触した平均感染率をB%
・感染者を増やす期間がC日間
とすると、感染者1人が増やす合計の新規感染者は、
A×B÷100×C
と表すことができ、感染者を増やさせないためには、
感染者1人が増やす合計の新規感染者を1人未満にする必要があります。
では、次の行動はA、B、Cのどの数値を下げる行動ですか?
1.できるだけ外出しない
2.マスクを着用する
3.感染者をできるだけ早く隔離する
4.感染者を早く治す薬を開発する
このような問題が出題されるのは、受験生である小学生に身の回りのことについて科学的に考えてほしいという学校側のメッセージではないでしょうか。
今年受験はしない将来の受験生は、入試に出題されるから学習するのではなく、いろいろなことに興味を持ち、自ら考えることを積極的に行っていってください。