2022年も残りわずかとなりました。大きな模試もほぼ終わり、受験の予定も決まってきたころと思います。これまでの努力が実るように、残された時間を有効に使っていきたいですね。
さて、この時期になると、インターネットや情報誌でよく見かけるのが「入試や入試直前期に遭遇したトラブル、困ったこと」です。つい不安を煽られてしまいますが、ほとんどは何らかの解決策があります。例えば、天候不順や事故などで電車が大幅に遅れた場合、学校によっては試験開始時間を遅らせてくれることがあります。また、途中で体調が悪くなっても、別室を用意してもらい受験を続け、無事に合格したケースもあります。どの受験生も大なり小なり、何らかのアクシデントに見舞われていると考えれば、自分だけが不利になったと思わなくて済むのではないでしょうか?(かく言う私も、1月30日に熱を出したり、面接で着座する際に転倒しかけたりと、いろいろありました。)予定と違うことが起こっても、慌てたり過度に心配しすぎたりせず、目の前の勉強や試験に集中しましょう。
一方で、電車の遅延や急な体調不良とは違い、受験生自身の注意や心掛けで回避できるトラブルもあります。2つ紹介しますので、心当たりのある受験生は気をつけてください。ベストな状態で入試に臨めるよう、勉強だけでなく日々の生活でも人事を尽くしましょう。
①怪我
特に利き手の怪我は入試において極力避けたいトラブルの一つです。ここ数年、体を動かす機会が減っていたこともあり、塾の帰り道などでつい走り出したくなってしまう気持ちはわかります。しかしそれで人や物にぶつかって怪我をしたのでは悔やんでも悔やみきれませんね。その分、体育の時間でしっかり運動しましょう。
②友達同士のメール、SNSのやりとり
共に受験を乗り越える仲間がいるのは素晴らしいことですし、お互い励まし合うのは良いことです。しかし、対面のやりとりと違い、メールやSNSは際限なく続けてしまいがちで、つい時間を使い過ぎてしまいます。それぞれのお家で決められているルールを守り、節度を持って使うようにしましょう。特に、模試の点数や入試の合否を聞き出すのは、大きなトラブルにつながることがありますので、どんなに仲が良くてもやめておきましょう。