今回は低学年(小1~3)についてお話しします。
「普段はスイミングや習字などでなかなか継続的な学習ができないため、この長い夏休みを活用しよう思っている」というお問い合わせが増えてきました。夏の学習だけではなく、全体を俯瞰してみましょう。低学年における通塾時間は決して長くありません。40日間の夏休み中に、算数・国語それぞれ60分の授業が、前半に4日、後半に4日しかありません。通常授業も、週1回それぞれ60分の授業だけです。なぜこんなにも短いのでしょうか。この短い時間だけで飛躍的に成績が向上するのでしょうか。
残念ながら、そうとは限りません。学習をすれば出来るようになることは増えていきますが、塾で学ぶ時間とご家庭で学ぶ時間のそれぞれを活かして学習させていくことが必要です。ご家庭で出来ることすべきことを塾でわざわざやらせるのではなく(そういう必要がある場合もありますが)、塾だからこそ出来ること(気づきを与えてあげることなど)を短時間に集中して行うこと、そして「もう少しできそう」という気持ちのうちに終了させてあげ、次につなげてあげることが大切です。
この時期の学習とは何をすべきなのでしょうか。この先も学習は続きますので、算数嫌い・国語嫌いになってしまってはいけません。が、勉強嫌いの原因は「難しい問題に取り組ませること」という意見が多いのですが、「易しい問題しか取り組まない」ことも勉強嫌いの原因になります。知的好奇心の高い時期に、計算練習・漢字練習といった繰り返しのトレーニングだけでなく、知識を得る喜びを与えてあげること、失敗から学び次の成功へつながる体験を与えてあげること、つまりは適切な負荷をかけてあげることが必要だと私たちは考えます。
上記はあくまで一般論です。当然、ひとりひとりの状況は異なりますので、ご家庭との連携を取りつつ、さらなる成長に向けて、本人に対して働きかけていくことが一番大切なのではないでしょうか。
エクタス横浜では、ご要望により、低学年(小2・3)の夏期講習の日程を追加設置しております。
日程がうまく調整ができない場合がありましたら、教室まで直接ご相談くださるようお願い致します。