こんにちは、池袋校の荒井です。
最近、「エクタスで新小学1年生として良いスタートを切るために。どんな準備すればよいか」と問い合わせをいただくことがよくあります。これから学習を開始するわけですから、準備は特に必要ありません。まずは「教室の中で他の人に迷惑をかけず、お互いが心地よく過ごすことできる」だけで良いのです。しかし、その回答では、多くの保護者の方に満足はいただけないようです。きっと何をしたらよいのか心配されているのだろうと思います。
そこで次の力のうち、少しでもあればよいと思われる事柄を3点挙げました。これから成長していく力ですので、最初から完璧である必要はありません。
(参考ですが、塾生は1年生の夏に、時間はかかりますが簡単な算数の入試問題が解けるレベルに成長しています。数か月で大きく差が開きます。)
①コミュニケーション力
まずは「挨拶」と「聞く力」が必要です。
エクタスは塾生と教師が双方向のやり取りをしながら学習していく場です。わからない部分があれば必ず質問して欲しいと考えています。そのようなやり取りの第一歩は挨拶です。恥ずかしくて挨拶ができないようでは困ります。筑駒・御三家・駒東をはじめとする伝統ある名門校に入学されたエクタスの先輩は全員、挨拶ができていると思います。優秀な先輩に続いて欲しいです。
自分一人では乗り越えられない壁にぶつかったときに、それを乗り越えるためには「聞く力」が役に立ちます。授業では、教師のアドバイスを聞いて解き直すことを繰り返します。小学入学時の段階で話を聞けるか否かは、大きな個人差があると感じます。
②知的好奇心
日頃の生活のなかで興味を感じることや、疑問に思ったことはないでしょうか。
ブロックやパズル、カードゲームや将棋などで楽しかったことはないでしょうか。本を読んだり図鑑を見たりしながら、新しいことを知ることは面白いと思います。過日のブログに書かせていただきましたが、教育心理学の視点から、知的好奇心は学習のモチベーションを高めるとの研究結果があります。
優秀生はワクワクした気持ちで授業に臨んでいる方が多いように感じます。「この問題楽しい」と言いながら問題に取り組んでいる人は優秀生に多いと感じます。
③ひらがなを書く力、読む力
エクタスの小1クラス入塾時(4月)には、ひらがなの読み書きができるようになっていると、その力が役立つでしょう。(カタカナはまだ書けなくても構いません。)
算数のプリントには問題文が書かれています。自分で読んで理解できるようになって欲しいです。(題意の把握が難しいばあいは、教師が説明することもあります。)国語は文章を読んだ上で、記述式の問題も学習します。学習効果を高めるために、ひらがなの読み書きはエクタスでの学習の前に準備しておくと良いでしょう。
繰り返しになりますが、新小学1年生(4月)の段階では特別な準備は必要ありません。
学習効果を高めるために役立つと感じている力を、以上3点挙げてみました。
このブログが少しでもお役に立てれば幸いです。教室でお会いしましょう。