2月1日まであとちょうど100日! カウントダウンが始まる日です。
当たり前ですが、毎年この日から「あと100日」になります。塾の教師なら多分みんな知っている日にちです。教室によってはカウントダウンの数字が掲示されているところもあるのではないでしょうか。
もちろん12月帰国入試、1月埼玉千葉入試もありますが、多くの生徒のみなさんにとっては2月1日が第1志望校入試であると思います。
あと100日を悔いなく過ごすため、今回は精神面でのアドバイスをさせていただきたいと思います。
①朝と晩にすること
朝起きたら、短い時間でかまわないので、「今日の目標」を立てましょう。今日やるべき勉強のこと、学校や塾での過ごし方、友達との接し方等、なんでもかまいません。今日の自分に一番必要だと思うことを決め、それを1日しっかり実行していきましょう。もちろん受験生ですので、学習面の決意が中心であるべきですが。
そして夜寝る前に、朝立てた「今日の目標」が今日1日どのくらい実行出来たのか、出来なかったのか、を反省しておきましょう。
毎日忙しく過ごしているので、気がつくとあっという間に何となく1週間が経ってしまっていたりします。1日1日をメリハリのある日々とするため、ぜひ実行してみてください。出来れば鏡を見ながら、鏡に映っている自分に向かって話しかけてみてください。
昔、茶目っ気のある面白い女子生徒がいて、「先生、あたし鏡見ていたら、自分の美しさに見とれてしまって1時間も鏡見ちゃったあ!」などと言う生徒がいました。半分冗談だと思いますが、こんなおおらかさがあればしめたものです。この生徒は補欠の1番で桜蔭に合格しました。
②言うと良いことば、良くないことば
「良くないことば」
マイナスのことばは使わないようにしましょう。「出来ない」「むずかしい」「やりたくない」「あきた」「いやだ」「きらいだ」「お腹すいた」等々。
いずれもついことばにしてしまいがちですが、言っても解決しませんね。心も重くなります。まわりに人がいれば、聞いた人もあまり気分がよくありません。マイナスの運気をつかんでしまうことばは口にださないようにしましょう。
「良いことば」
上記の反対ですからプラスのことばを使うと良い、ということになります。こつはなるべく短いことばでいいきる! です。
「出来ると思う」→「出来る」「やりたい」→「やる」「解ける」「受かる」など、心の中で唱えてみてください。迷惑にならない場所なら声に出して言ってみても良いと思います。
③悩んでも解決しない問題、は悩まないようにする
例えば「受かるかなああ」という不安は誰にでもあると思いますが、こればかりは受験が終わり発表があるまでは誰にもわかりませんね。その心配はそっと心の中にしまい、努力して「受かる」状況に近づけていきましょう。
④遠くを見つめる
もちろん皆さん当面の目標は「第1志望校合格」です。でもそれはゴールではなくスタートですね。目的ではなく何かをなすための手段のはずです。その先にある目標や夢を考えてみましょう。それこそ本気なら「ノーベル賞」が取れるような研究をする、でも良いと思います。大きな遠い目標や夢には、目先の失敗がありません。そして目の前の受験勉強やテストでの結果に一喜一憂しない心の強さを生み出してくれる力となるはずです。
⑤信じる者は救われる
最後は「信じる力」です。2月の合格発表会場で自分の受験番号を見つけた時の光景を想像しましょう。それが現実のものになると信じ、あと100日を悔いのない日々にしていきましょう。