いささか強引な結び付けですが、共通点を考えてみたいと思います。大好評のうちに幕を閉じたNHKの朝の連続テレビ小説「あまちゃん」でした。私も7:30からのBSと8:00からの総合で1日2回見ておりました。その成功の理由はもうたくさん語られ、語り尽くされているかもしれませんが、ここでは「中学受験成功」との共通点を考えてみたいと思います。
「あまちゃん」成功の要因
①なんと言っても脚本が素晴らしかった。宮藤官九郎さんの脚本がなければ成立しないドラマだったと思います。
②主役の能年玲奈さんの魅力。そして脇を固める俳優さんたちの味とこくのある演技。どんなに脚本が素晴らしくても、それにぴたりとはまって印象深く演じる役者さんがいなければ、素敵なドラマは生まれなかったでしょう。
③では、素晴らしい脚本と素敵な役者さんがいるだけで、ドラマは成功したでしょうか。映像化するにあたっての「演出」の力もとても重要だったと思います。音楽も含めたNHKの演出担当の皆さんの作品にかける思いもかかせないものだったのではないでしょうか。
「脚本」(家)、役者、「演出」担当、の三位が一体となって、初めて「あまちゃん」は多くの人々の心に届いたのでしょう。
これを「中学受験」にあてはめてみますと、
①は保護者、②は生徒、③は塾(教師)となるのではないでしょうか。
「中学受験」においては、保護者の理解なしに進めることは出来ません。また、どんなに保護者が熱心でも、本人にがんばる気がなければ、合格は覚つきません。そしてそこに塾の専門性と教師の指導力が加わった時、合格という素晴らしい結果が訪れるのだと思います。
きっと今も北三陸で元気に生きている「天野アキ」に負けない、明るく前向きで、失敗してもくじけず、くじけても負けないで前に進む、そしてその人がいるだけでまわりの人が元気になるような、そんな生徒になってほしい、そして育成したいと思います。
「保護者」と「生徒」と「教師」が三位一体になって、生徒の成長の力となれるよう、真摯に向かいあっていきます。