長いと思っていた夏休みも、終わってみればあっという間だった、と大方の受験生、そしてご父母の皆さんは実感しているのではないでしょうか。
いきなり入試まであと77.5時間! と言われたら、何それ、と戸惑う人も多いと思いますが、こんな計算をしてみてください。
2月1日(金)を基準にすると、9月9日(日)から1月31日(木)まであと145日! となります。すべての小6生にとって入試まで学習出来る日が145日ということになります。これは誰も増やすことの出来ない学習日ですね。1月入試、12月帰国入試などのある生徒の皆さんはもっと短い日数で最初の受験に臨むことになりますね。
このうち塾に行かないで学習出来る日は何日あるでしょう。塾によってそれぞれでしょうが、エクタスの場合は9月以降は週4日の通塾となります。1週間で塾の授業がない日は3日、ということになります。実際は冬期講習、正月特訓などもあり、もう少し少ないかもしれません。145日×7分の3≒約62日、が塾に行かない日ということになります。その残りの62日を4教科で割ると15.5という数字が出てきます。入試まで塾に行かない日を科目で割ると、1教科の学習に残された日は、あと15.5日分くらいだ、ということになります。1日5時間勉強するとして15.5×5=77.5時間、1日5時間勉強する受験生が塾に行かない日で1教科に費やせる学習時間は約77.5時間、ということになります。
決してあせる必要はありませんが、思っているほど時間が有り余っているわけでもないことがわかっていただけると思います。
受験までの日数を増やすわけにはいかないのですから、あとは1日の学習時間を増やすほかはありません。もちろん量だけでなく質にこだわった正しい努力をしていかなければならないのは言うまでもありません。
ロンドンの目的地に行きたくて朝から晩まで歩いて探したとしても、もし持っていた地図がニューヨークのものだったとしたら、この人はロンドンの目的地に辿り着けませんね。1日中歩いているのですから、努力はとてもしているわけです。でも、成果にはつながりません。
皆さんの勉強が成果につながる正しい努力で行われているかどうか、もう一度この機会にぜひ振り返ってみてください。そして残りの1日1日を悔いなく過ごしていき、第一志望校合格をぜひとも成し遂げていただきたいと思います。
受験生にとってのこれからの正しい努力は「志望校対策」と「弱点補強」のあり方にかかっています。エクタスは、全力で受験生の皆さんをサポートしてまいります。