第1回の解答
問1
述語―文のなかで、なんだ・どうする・どんなだ、にあたる、原則として1文節の部分。
主語―文の中で、述語に対して、何が(誰が)にあたる、原則として1文節の部分。
(解説)
主語をみつけるには、まず述語を確定させます。私たちが生まれてからこの方、聞いた言葉、話した言葉、読んだ文章、書いた文章、の伝えたいことのすべては「なんだ」「どうする」「どんなだ」のこのたった3つのうちのどれかになるのです。その「なんだ」「どうする」「どんなだ」のわかる部分を述語と呼びます。 主語は、述語に対して「何が(誰が)」にあたるもの、になります。
問2
①鼻だけ ②水道さえ
(解説)
授業で行ってみると、ほとんどの生徒が①「象は」②「村は」を主語と答えてしまいます。
①「象は長い」②「村はない」と、主語述語だけにして言ってみるとおかしいことに気づくと思います。
①述語「長い」②述語「ない」から、何が「長い」のか、何が「ない」のか考えて、述語に対応するものが主語、ということになります。
では今回の問題です。
次の文章の①~⑧の「ない」は(ア)形容詞(イ)助動詞(ウ)形容詞の一部、のどれにあたりますか。
ひまが①ないから勉強でき②ないという人がいるが、ひまが③ないからでは④ない。やる気が⑤ないのである。し⑥ないだけである。前述の言い方は、つまら⑦ない言い訳にすぎ⑧ない。