皆さんは太陽系の惑星についてどんなことを知っていますか?最近、木星について新しい発見があり、ニュースになりました。木星は太陽系の5番目の惑星で、惑星の中で1番大きな星ですね。そして地球のようなかたい地面がなく、ガス状の星であると考えられています。さて今回、発表されたことはどのようなことかというと、木星の周りに新しく12個の衛星が見つかった、と発表されました。惑星の周りを公転する星を衛星と呼びます。地球には月という衛星が1個ありますが、木星の周りにはとてもたくさんの衛星があり、今回見つかったものをあわせると全部で79個になります。もし、木星に住むことができて、夜に空を見上げると、とてもにぎやかなことでしょう。
もう少し木星の衛星について話をしましょう。木星に衛星があることを初めて発見したのは、あの有名なガリレオ・ガリレイです。今から400年も前に自分で作った望遠鏡を使って4つの衛星を発見したのですから、すごい科学者であったことがわかりますね。現在では、そのときに発見されたイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの4つの衛星をガリレオ衛星と呼んでいます。偉大な科学者の名前はいろいろなところに残っています。その良い例ですね。一度、皆さんも科学者の名前がどんなところに残っているのか調べてみるのもおもしろいのではないでしょうか。
さて、79個見つかっている木星の衛星をくわしく調べていくといろいろなことがわかってきました。大きさや形もバラバラですし、他の衛星とは逆に公転しているものもあり、とても複雑です。これらの研究から、大きな衛星が何回もぶつかったりして現在のような姿になったのではないか、と考えている科学者もいます。つまり長い年月の間には星と星がぶつかることもある、ということを意味しています。少しだけ地球のことが心配になる考えですね。
1つのニュースからでもこのようにいろいろなことに話が広がっていきます。興味・関心をいろいろなことに持つことができる人は、何にも興味を持たない人と比べて多くの知識や考えに触れることができ、驚きと楽しさを知ることができます。このような経験は、自分を大きく育てることにつながります。