エクタス国語科よりの記事一覧
冬のことば
12月に入り、しだいに寒くなってきました。 先日12月7日は二十四節気でいう「大雪」でした。 雪が激しく降り始めるころ。『暦便覧』では「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」と説明されています。 …
『指さし確認』を国語でも
「出発進行!」 電車の運転手さんが出発の際に指をさして発声していますね。 あれは乗客がいなくても行っている動作で、鉄道の場合は「指差喚呼(しさかんこ)」というそうです。 日本の鉄道が発祥のようで、ミスが何と6分の1に。 …
「直接そこに現れて(表れて)いないこと」を読み取る
師走ももうすぐそこ、一年が経つのは早いものです。 小6のみなさんは今まさに、受験する予定の学校の過去問題を解いていて、もうすぐ一段落、というところでしょうか。国語が難しい学校ほど、筆者の言いたいこと、表現したいことが回り…
記述の「イロハ」
11月も下旬となり、受験生にとって残された期間は約二ケ月となりました。マラソンでいえば35キロ地点といったところでしょうか。そろそろラストスパートのタイミングを…という時期ですね。 筑駒の国語…
2018 御三家の哲学③
~武蔵中の出題から~ 人間は、今や、大半の仕事で、ロボットよりも能力的に劣った存在だ。それで、構わない。しかし、多くの人は、「人間こそが最高の存在である」という特権意識を脱していない。そこを突き崩してこそ、…
どれくらいの時間をかけて国語の文章を読むか
読書の秋となりました。 秋の虫の音に包まれながら、好きな本をゆっくり読んでいたいものですね。 ところが、国語の入試問題となると、ゆっくり読んでいるヒマはありません。 年度によりますが、御三家中…
大人の常識 お子様の常識
甲子園で活躍なさった選手の方々の進路がスポーツニュースで報道される季節になりました。今年もたくさんの熱い試合が、多くの人々の感動を呼びましたね。甲子園の土を販売する人がいることについても話題になるなど、注目…
「得点源」を侮るな
長かった夏休みも終わり、9月も末になりました。6年生は最後の追い込み期に入り、過去問・模試に追われ、1分1秒を惜しんで勉強しなくてはならない時期を迎えています。 筑駒をはじめ、御三家等の最難関校を目指す諸君…
2018 御三家の哲学②
~桜蔭中の出題から~ 亡くなった「ばあば」が、ちいさい人になってやってきた。少女は、「とつぜん、いなくなって…」と、ばあばを問い詰める。ばあばは、「かえちゃん(少女)だって、とつぜん、やってきたよお」と応じる…
夏のことば 季節感とイメージ
暑い日が続いています。 本日7月23日は、二十四節気でいう「大暑」です。 このころは快晴が続き、気温が上がり続けるころ。 『暦便覧』には「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」と記されています。 つまり、1…