新年あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします
昨年末ですが、エクタス大宮校の小2の生徒が
教室に自分でつくった石鹸をもってきてくれました。
クリスマスの会で、お菓子の型を使って作ったようで、
本当にお菓子のグミのような、なにやら美味しそうな雰囲気のある石鹸です。
話を聞いてみると、どうやら市販石鹸をつかって作ったようです。実際に油から石鹸を作ろうとすると少々危険がともなうからでしょう。
石鹸とはそもそもどのように作るのでしょうか。
一般的には、苛性ソーダの溶液と油をまぜてつくります。
苛性ソーダは強アルカリ性のため、劇薬と同じように注意して使用する必要があるため、大人がつきそう必要があります。
石鹸には水と油をなじませるはたらきがあるため(界面活性剤のはたらき)、油などのよごれを洗浄するはたらきがあります。また、石鹸は自然に放出されると石鹸かすとなって毒性を失い、大部分は分解されます。そのために環境負荷が少ないとされています。
また、石鹸に使用する油は動物性のものでも植物性のものでも作ることができます。石鹸のはじまりは、古代に祭壇にささげた山羊を焼いた油が灰(アルカリ性)とまじりできたといわれています。使用した食用油でも作ることができますし、オリーブオイルやパーム油でも作ることができます。
※実際に作る際には、石鹸レシピを参照して適正な苛性ソーダの量で作ってください。
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平成17年 女子学院中 社会科入試問題より一部改題
「油やしの果肉をつぶして絞ったパーム油(ヤシ油)はある製品の原料となります。その製品の例を2つ答えなさい。」
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解説
実際の入試問題は、選択肢の中から「製品としてあてはまらない」ものを選ぶ問題です。
さて、パーム油ですが、石鹸・洗剤の原料となるのはもちろん、マーガリンやアイスクリーム、チョコレートなどの食品用の油としても使われています。