小6生は、入試まであと2か月を切っていよいよラストスパートの時期に入りました。エクタスの教室でも毎日遅くまで課題に取り組んだり、質問をしたりと、ひたむきに勉強に取り組んでいます。
さて今回は、来年になれば新たな「受験生」としてそんな一年を迎える小5生に向けてお話ししたいと思います。
皆さんの「第一志望校」は、しっかりと定まっていますか?
「志望校」とは、読んで字のごとく「志す」ものです。
ただ単に「行きたいから」とか「受かったらいいな」とか、そんな軽い気持ちで突破できるほど最難関の中学受験は甘くはありません。
「志望校」とは、その学校へ合格することを日々夢見て、たくさんの宿題に取り組み、数々のテストを受けて実力を伸ばしていく、そんな長い道のりの先にある「目指すべき峰に掲げられた一本の旗」なのです。
この冬は、新学年を迎える前に、「第一志望校」をしっかりと自分自身の心に刻み込む季節です。
「あなたの第一志望校はどこですか」
「……分かりません」
「○○模試の志望校判定を見ると、第一志望に○○中と書いてあるけど?」
「まあ…」
「本当は、○○中じゃないのかな?」
「いや一応…」
もっと胸を張って「第一志望校は○○中だ」と宣言してください。
合格する自信がないので、そんなことは言えませんか?
自信がないのは、自分の勉強に対する取り組み方に引け目があるからです。
宿題が終わっていないのに、終わったという。
本当は分かっていないのに、分かったふりをする。
まぐれで正解だったのに、自力でできたつもりになる。
苦手な科目は後回しにして、好きな科目ばかり勉強している。
こうして自分自身についた小さな嘘が積み重なって、自分を信用できなくなる。
だから自信がなくなるのです。
もう一度言います。
胸を張って「第一志望校は○○中です」と言い切れるような勉強をしてください。
たとえ今の実力が合格ラインに遠くても、自分に嘘をつかずに勉強を続ければ、きっとそう言えるようになるはずです。
そのためにも、自分の「第一志望校」をしっかりと定めてください。