今年も6年生たちが、初めての模擬試験を受験してきました。
模擬試験後の風景は、数年前までと今とでは、かなり変わってしまっています。
数年前までは、某模擬試験の結果がわかるのは、女の子で試験から9日後の火曜日、男の子で10日後の水曜日でした。この直後の授業前や授業後は、封のあけられていない答案や成績表の入った大きな白い封筒を両手に抱えた6年生が、エクタスの各担当教師を回って、自分の成績を見てもらっている姿があちらこちらで見られました。
でも、今ではそのような光景はあまり見かけません。
登録さえしておけば、翌日にはマルバツのついた答案用紙と点数が、そして4日後には偏差値から合格可能性まで全てがネットを通じて閲覧できるようになっているのです。
指導する我々としては、すぐにデータが入手でき、必要な生徒には迅速にフォロー(声かけや質問受け、必要によって補習など)ができるので、大変ありがたい制度です。
ただ、
「先生、合不合返ってきました!」「合不合、返ってきました。。。」
という、少し誇らしげだったり、少し緊張したような生徒の表情が懐かしい気も、少しだけします。
便利になったとしても、最後は人と人との直接のコミュニケーションが指導の根本。それを忘れずに指導していきたいと思います。