今年度のニュースの中で、出題されそうなものを選びました。
桜蔭中の過去問形式にしてみましたので、ぜひ挑戦してみてください。
■以下の文の空らん①~⑭をうめなさい。
(1)2023年6月、気象庁は4年ぶりにペルー沖の海面水温が高くなる「( ① )現象」が発生したとみられると発表しました。この現象は、貿易風が平年より( ② )まることで起き、日本を含む世界中の異常な天気の要因になると考えられています。この現象が起こると日本では、夏は気温が( ③ )く、冬は気温が( ④ )くなるとされています。
(2)2023年9月、気象庁は今年の夏(6月~8月)の平均気温は1898年の統計開始以来最高だったことを発表しました。この要因としては、大気中の温室効果ガス濃度が高くなって起こる「( ⑤ )」と、冬まで続いた「( ⑥ )現象」の影響が残っているためと考えられます。最高気温が( ⑦ )℃以上となる「猛暑日」の日数は23日で、2022年の16日より多くなりました。
(3)2023年6月、本州付近に停滞した梅雨前線に向かって台風2号の暖かく湿った空気が流れ込み、西日本から東日本の太平洋側を中心に大雨となりました。いくつかの都道府県では、発生する発達した積乱雲が列になり、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される線状に伸びる強い降水域である( ⑧ )帯が発生しました。
(4)2023年5月8日より、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが、新型インフルエンザ等感染症から季節性インフルエンザの( ⑨ )類感染症に移行されました。
(5)2023年8月、( ⑩ )の無人月面探査機「( ⑪ )3号」が月面着陸に成功しました。これは、アメリカ、旧ソ連、中国に続き(⑩)が4か国目となります。また、月の( ⑫ )付近への着陸は世界で初めてです。
(6)2023年4月~9月にNHKで放送されていた朝の連続ドラマ「らんまん」は、日本の植物分類学の父と呼ばれる( ⑬ )がモデルです。この人は、新種や新品種など約1500種類以上の植物を命名し、日本植物分類学の基礎を築いた一人として知られています。また、この人が書いた植物の全体図や解剖図はとても詳しくてわかりやすいです。
(7)2023年9月、( ⑭ )座の1等星であるアンタレスが月にかくれる「アンタレス食」を14年ぶりに日本で見ることができました。このような「星食」は2024年には多く起こり、「火星食」「土星食」「スピカ食」「アンタレス食」などが日本で見られるとされています。
=解答=
① エルニーニョ
② 弱
③ 低
④ 高
⑤ (地球)温暖化
⑥ ラニーニャ
⑦ 35
⑧ 線状降水
⑨ 5
⑩ インド
⑪ チャンドラヤーン
⑫ 南極
⑬ 牧野富太郎
⑭ さそり