こんにちは。大宮校の宮下です。
今回は、算数のアプローチについて考察の3回目です。

キセル算と呼ばれる計算問題です。一般的には、2つの分数の差を求めるときに通分して求めた答えを利用して、式の変形を行います。
例①の解法・解答はこちら
例② ポンプで泉の水を汲みだすのに、2台使うと10時間、3台使うと6時間かかります。この泉は一定の割合で水が湧き出ています。2時間で汲みだすのにポンプ何台必要ですか。
ニュートン算と呼ばれる仕事算です。ちなみに落ちるリンゴから万有引力に気づいたアイザック・ニュートンとして有名ですが、その真偽ははっきりしないそうです。そのニュートンが、数学の講義の時に学生に出題したのが由来とされています。
さて、このニュートン算ですが、一般的には、ポンプ1台が1時間に汲みだす量を①として、はじめの量や湧き出る量を線分図にまとめる解き方が主流です。例②程度の問題であれば、時短が可能です。仕事算ののべを利用します。
例②の解法・解答はこちら
考察の結論ですが、【当たり前と思って、使っているその式は本当に最善の手法なのか】、【まだまだ自分の知らないアプローチの仕方があるのではないか】、という問いかけを常にしていくことができれば、筑駒・御三家・駒東に近づくことができるのではないでしょうか。