何かに打ち込んでいけば必ず「壁」にぶつかるときがあります。
いわゆるスランプと呼ばれる状態です。その状態を打破するために多大な努力し、工夫して、あれこれ試行錯誤しても結果が伴わない・・・。
とても辛い状態ですよね。でも、その時にこそどんどん養分はたまっているのです。
結果には表れないがその時が実は一番伸びており、結果が出るようになって調子が良いときは実はその時の養分を使って成果にしているのです。
しかし、一人で辛い状況を乗り切ることはとても難しいことです。特に色々な経験の少ない子供であれば、なおのこと先の見えない状況がとても不安に感じることもあるでしょう。
このような状態のときに何といって声をかけるのがもっとも良いのでしょうか。
答えは一つとは限りませんが、その辛いときに努力していることを認め、その努力を褒めることが最も効果的であることが多いようです。
努力を続ければ必ず結果が伴ってくると信じさせること。周りに出来ることは努力をあきらめないように認め、支え続けること。その心遣いこそ一番の力になるのです。
つまり、結果が出ていないときには、頑張っていることを認めて前向きな声かけを行い、逆に良い結果が出ているときに気になっている点を指摘することが良いサイクルを生み出すことにつながります。誰しも調子が良いときには気持ち良くアドバイスを聞き入れられるものですよね。
振り返ってみて、逆の働きかけを行っていたことはないでしょうか。
上記のお話しは、先日ある著名なプロ棋士のお話しを拝聴した際に出たお話しの一部です。
恥ずかしいお話しですが、私にも実は思い当たる節が多々ありました。
頑張る子供達の成長に追いつかれないよう、そして期待に応えられるよう、日々努力を続けていきたいと思います。